忘れられない恋　第３話

俺はいつの間にかあるひとりのクラスの女子に心を引かれていた。

いつも何故か、その子のことばかり頭の中で考えていた。

別に、忘れてなんかいない でも………これだけはどうしても仕方ないんだ。

住一、なんか勘違いしてるのか？ 確かにあの事を忘れたことはないけど。

教室の隅でクスクスっと笑うあの子は

俺の過去を知らない。

あの笑顔が………俺は欲しい。

雨は止むことはない。 それと同時に、おれの気持ちに水溜まりができていた。

これを何て言えばいいのかわからないけど、嫌なことを全てうめてくれるその感情は水かさを増やしていく一方だった。