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___鬼子___
誰しもが聞いたことのある言葉であり、 可愛い、かっこいい、などの幻想を抱いているだろう
だがその言葉は、私が生きるこの世界では、 「忌み子」 だった。
神輿柴雲雀
私は人間と鬼からうまれた鬼子だった。
お父さん
父は元、 上弦の鬼だったらしい。 だけど、お母さんに惚れて、 十二鬼月も、鬼ということも全てを捨てて、 お母さんを選んだ
そしてその母は、私を産んですぐ、鬼の王に殺された
お父さん
神輿柴雲雀
神輿柴雲雀
神輿柴雲雀
お父さん
お父さん
来る日も来る日も、鬼殺隊に命を狩られるか、鬼に殺されるか、 飢え死ぬかの3択だった
お父さんも、人間を全く食べていなくて、力が弱まり、 上弦の鬼だった頃の力の3分の1以下だ。
お父さん
神輿柴雲雀
来る日も来る日も日中は穴蔵の中に潜んで、夜は物陰にこっそり隠れて……ご飯を食べられるのは数日に1回あるかないか。
いつもお父さんの帰りを待つ時にこう思う。 「今日はちゃんと帰ってこれるかな?」 「今日は無事かな」 いつも心配だった。
神輿柴雲雀
お願い……
お父さん
お父さん
お父さん
お父さん
頂きます
グシャッボリッ ゴキッ
神輿柴雲雀
お父さん
お父さん
神輿柴雲雀
私は人間と鬼のハーフ。 だから鬼の感情になりきれはしない。 やはり人間の肉は鉄臭くて、美味しくないし、 何よりも罪悪感がすごい……。
神輿柴雲雀
お父さん
お父さん
神輿柴雲雀
神輿柴雲雀
お父さん
神輿柴雲雀
お父さん
お父さん
何時間ぐらい寝ただろうか?気がつくとあたりは明るかった。 そして、父がいなかった
神輿柴雲雀
洞窟内をどれだけ探しても、いなかった
神輿柴雲雀
私はずっとお父さんを探し続けた