宮ツインズの弟はサッカー好き

なんか俺が寝てる間に話が進んでいったらしい 次の対戦相手は[鰐間兄弟]らしい ま、どーせまた俺たちが勝つだろうけど

お嬢の様子が変やな… お嬢の過去を知ってる人…？ んなわけないか

お、久遠くんがゴール決めた… けどなんかあのゴール変やなかった？ 敵チームの奴も絶対止められたはず… なんや引っかかるなぁ

また久遠くんがゴール決めとるなぁ… いい事なんやろうけど、 裏がありそう…

まずここまで来てこんなゴールで イライラするか？ ファウルまでして… 短気な人しかそんな感じやないやろ…

やっぱり、あいつらの契約が 終わったのか、 アイツらは元の強さに戻った。

どーせ思っとらんやろ だってあんな、ニヤニヤしとるもん

よっちゃんが言った

ほんｯと 趣味悪ぃ…

そんなん、エゴなんて言わんやろ

俺なら、届くもっと加速しろ！！ もっと疾くもっと

ブチ抜け！この滾りに従え！！

久しぶりだこの感覚… 天才だとか 二度とサッカーができなくなるとか そんなことの前に こんなに大事なものがあったんだな 初めてサッカーをしたあの日の あの快感

誰かをぶち抜く！！ それが俺のサッカーの全てで 俺にしか味わえない快感だ！！！

これだ、これだったんだ ぶち抜くこの瞬間だけ 俺は俺を信じていられる！！

ただ熱く！ ただ真っ直ぐに 世界一になることを信じてた… あのころの俺はもういないけど… 見ろ優衣、潔 見ろお前ら 俺はこの一瞬にかけてみる！！

もしこのゴールが外れたら これで俺の足が壊れたら その時は俺はサッカーを辞める でももし ゴールが奪えたら 俺の足がまだ 壊れなかったとしたら その時は

もう一度 夢を もう一度 世界一になるために

サッカーがしたい

見ろ！ これが千切豹馬だ！！