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テラーノベル(Teller Novel)
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想像しながら、お楽しみください。 栞の領域

突然、地元の友達が訪ねてきた。

かずま

わりーぃな。こんな遅い時間に
押しかけてよ

たかと

お〜。久しぶりじゃん。
いいよ。気にすんなよ?

たかと

とりあえず入れよ。

かずま

サンキュー。

たかと

こっちにきてんならもっと
早く連絡すればいいのによ

かずま

俺もふと思い出してな。

たかと

何年ぶりだっけ。俺ら

かずま

お前が地元を出たのが
18で今・・・28

たかと

10年前か。。。

たかと

月日が経つのは早いな。

かずま

だな。

たかと

とりあえずなんか飲むか?

たかと

ビールでもいい?

かずま

おう。なんかわりぃーな。

たかと

ほれ、簡単なツマミしかねぇけど。

かずま

気をつかうなよ。

そんな些細な話しをしながら盛り上がって居ると。

たかと

なんかニュースきた。

たかと

なんだひき逃げ?? ひき逃げ…

たかと

おい。みろ。

かずま

どうした?

その時、携帯がなる。

たかと

もしもし? しん

たかと

どうした?

しん

お前 ニュースみた?

たかと

お〜みたみた。

たかと

こっちもいまそれで
盛り上がってんだ。

しん

盛り上がる?

たかと

かずまと同姓同名だって。

しん

はぁ?

しん

お前何言ってんの?

しん

そのニュースのかずまは

かずま

俺らの達のかずまだよ。

たかと

はぁ? 何言ってんの? 

たかと

かずまなら

たかと

今 俺と飲んでるけど。。。

しん

ちょっ!まじ何言ってんの?

たかと

それに かずまは俺らの地元で

”俺をひいたのはお前だよ。”

電話中にも関わらず、かずまの声が 耳もとから聞こえた。

そして目の前のかずまを見ると

血まみれの姿へと変貌を遂げ

にやけて、消えて行った。

しん

とりあえず明日は、供養いくぞ。

たかと

おう。。。

しん

ほんとにかずまだっだろ。

たかと

あぁ 本当に申し訳ない。

たかと

とりあえず……

その時、暴走した車がしんとたかとの 後ろから襲いかかる。

その車の運転席を見ると 血まみれのかずまが……笑いながら

”お前らもひいてやる”

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