梵天&ブルロ
わたしのアール違う版
俺、屋上で靴を脱ぎかけた時に
凛
ヌギヌギ、
春千代
……、
ポニーテールの先客に
声をかけてしまった。
凛
『ねぇ……、やめなよ』
春千代
……!?((こいつ、敵組織の
口をついて出ただけ
ホントはどうでもよかった
先を越されるのが、何となく癪だった。
春千代
……、
ポニーテールの子は、語る
どっかで聞いたようなこと
マイキー
冴をNo.2にする
春千代
……え、
春千代
運命の人だった
春千代
どうしても愛されたかった
凛
ふざけんな!!
凛
そんなことくらいで
凛
俺の先を越そうだなんて!!
凛
欲しい物が手に入らないなんて
凛
奪われたことすら
凛
ないくせに!!!
春千代
……、ありがとう
春千代
『話したら楽になった』
ってポニーテールの子は消えてった。
さぁ、今日こそはと靴を
凛
ヌギヌギ、
脱ぎかけたらそこに
潔
母さん……、バイバイ
背の高い男の子
凛
ねぇ、やめなよ
潔
……!?
また声をかけてしまった。
背の高い子は語る。
組織での、孤独を
MOB
死ねよ
潔
……、
潔
無視されて奪われて
潔
居場所がないだ
って
凛
ふざけんな!!
凛
そんなことくらいで
凛
俺の先を越そうだなんて!!
潔
……!
凛
それでも!!
凛
うちでは愛されて、
凛
暖かいご飯もあるんでしょ?
潔
……、『お腹がすいた』
と泣いて
潔
タッ、
背の高い子は、消えてった。
そうやって、何人かに
声をかけて
MOB
……、
凛
やめなよ
追い返して
俺自身の
冴
消えろ凛
凛
……!!
痛みは誰にも言えないまま
初めて見つけたんだ。
似たような悩みの子
竜胆
……、
何人目かにあったんだ。
青いスーツの子
竜胆
組織にいるたびに
竜胆
増え続ける痣を
竜胆
消し去ってしまうため
竜胆
ここに来たの
と言った。
口をついて出ただけ、
蘭
頑張るぞー!
冴
あ、あれ竜胆……、?((下にいる
蘭
え?
ホントはどうでもよかった、
凛
タッ、
思ってもいないこと
でも、声をかけてしまった。
凛
パシッ!
竜胆
……!?
蘭
……!!
冴
助かった……、?
凛
『ねぇ、やめてよ』
竜胆
離して……、
ああ、どうしよう。
この子は止められない
俺には止める資格がない。
凛
それでも、ここから消えてよ
凛
君を見ていると苦しいんだ…
竜胆
……、『じゃあ今日はやめておくよ』
目を伏せたまま消えてった。
今日こそは、誰もいない
俺1人だけ
凛
誰にも邪魔されない
凛
邪魔してはくれない
カーディガンはぬいで
ポニーテールをほどいて
背の高い俺は
凛
いまからとびます……ッ!!!
凛
ヒュン、
凛
ドンッッッ!
冴
凛。
冴
ずっと一緒だぞ。
冴
バンッ!
最後変😭