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これは2年前のことだった。
私たちが出会ったあの日の出来事…
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
屋上の柵を乗り越え足場が少ししかない端に立つ
吹いてくる風は冷たく
胸の中を新鮮な空気でいっぱいに満たしてくれた
スッ…(足を少し動かす)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
バッ…(身を空中に投げる)
その時、、
ガシャンッ…!!
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
私の体は突然空中で止まった
片方の手には誰かが掴んでいる感触があった
月白 里穂(つきしろ りほ)
見上げるとそこには見知らぬ少女がいた
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
私の手を両手で精一杯引っ張る彼女
だが、彼女は小柄なため力がなかった。
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
手からは彼女の震えが伝わってくる。
月白 里穂(つきしろ りほ)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
彼女の大きな声は空全体に響いた
体全体で私を助けようとしてくれた。
自分だって危ない状況なのに、、
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
ガシッ…(柵の支え部分を掴む)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
ヒョイっ…(体を捻らせ端に立った)
月白 里穂(つきしろ りほ)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
彼女は口を開けたままただただ驚いていた
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
今日限りは死ねないと言ったからには、
素直に言う事を聞くことにした
スタッ…(柵を登り安全なところに立った)
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
私を見て彼女は心底安堵したようだ。
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
頬をぷくーっと膨らませ怒りを見せた
小柄な割にはかなり粘ってくれていたんだ。
怒るのは仕方が無いと思った
小柄だからね。
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
ニコッと太陽のような笑顔で握手を求める里穂
優しい笑顔だった
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
他人とこんなに話したのは久しぶりだ
そのせいか、挨拶もぎこちなくなってしまった
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
手を握り返すと力いっぱい握ってくれた
細く綺麗な指をしていた
まさに彼女にあっている指だ
晴風 優(はるかぜ ゆう)
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
グイッと近づく里穂は容赦なく聞いてきた
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
月白 里穂(つきしろ りほ)
つい喋ってしまったが、本当のことだ
これは彼女には絶対にありえないだろうから、
きっと、彼女と私では世界の見え方が違う。
だから、失敗でしかない人生なんて想像もできないだろう。
月白 里穂(つきしろ りほ)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
月白 里穂(つきしろ りほ)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
月白 里穂(つきしろ りほ)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
軽くお辞儀をし、歩き出した時だった
ガシッ…(手首を掴まれる
月白 里穂(つきしろ りほ)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
月白 里穂(つきしろ りほ)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
怯えている…?私が…?
そんなはずない…
私はいつだって1人で耐えてきた…
こんなにも強いんだ…
そんなわけ…
月白 里穂(つきしろ りほ)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
無意識に声が震えてしまう。
私は……
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
気がつけば、目にはたくさんの涙が溜まっていた
結局、私はあの時から変わっていなかったんだ。
なんでも受け入れてた弱い自分から
何も……
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
ニコニコと微笑みながら頭を撫でる彼女
ただの同情だったのかもしれない、、
でも今は
そんな同情さえも
とても嬉しく感じてしまった。
2年後
タッタッタッ……!
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
月白 里穂(つきしろ りほ)
あれからなんやかんやあり
立場が逆転した。
月白 里穂(つきしろ りほ)
月白 里穂(つきしろ りほ)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
あれから私には目標ができた
それは里穂を一生守っていくこと!
里穂は何らかの原因で男子が苦手。
可愛いからからかう男子が多いのだろう。
よく言う「好きな子はいじめたくなる」的な?
知らんけど。
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
晴風 優(はるかぜ ゆう)
月白 里穂(つきしろ りほ)
こうして今の私たちに至るのであった!
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主