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8日目*朝*
裕翔の日記
裕翔
俺の家に一通の電話が入りました。
裕翔
和華の家からでした。
裕翔
どうしたんだろう。と思い電話に出ました。
裕翔
すると電話に出てきたのは和華ではなく和華のお母さんでした。
裕翔
病院に運ばれた。その一言で電話は切れてしまいました。
香恋の日記
香恋
朝、ケータイを見ると和華から着信が来ていました。
香恋
和華にかけてみると電話に出てきたのは和華のお母さんでした。
香恋
こっちが何か言う間もなく、和華のお母さんは「和華が病院に運ばれた。」その一言を言って切ってしまいました。
9-15日目
和華の日記
和華
私が目を覚ましたのは病院でした。
和華
日記には私の字でたくさん書いてあります。
和華
裕翔という人と香恋という人が日記の中にはたくさん出てきます。
和華
大事な人だったのかな？と思いました。
和華
でも、私は何ひとつ思い出せません。
和華
裕翔と香恋という人に早く会ってみたいです。
裕翔の日記
裕翔
8日目の朝の電話のあとに和華のお母さんにどこの病院に運ばれたのかと聞きました。
裕翔
しばらく繋がらなかったのですがやっと繋がった時にはおばさんはとても泣いていました。
裕翔
まだ、おばさんは和華になにがあったか教えてくれません。
裕翔
だから、明日にでも直接病院に行って確かめようと思います。
香恋の日記
香恋
裕翔と和華に会いに行ってきました。
香恋
私たちのこと…
香恋
覚えてませんでした。
香恋
記憶を消させない。って言ったのに。
香恋
和華に頼まれたお願いだったのに…
香恋
これからは和華が思い出せるようにたくさん助けていこうと思います。
それぞれ3人の日記には涙がこぼれたあとがありました。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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