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水希 廻(みずき めぐる) 誕生日1989年 5/8 身長171cm 外面では強がっているが、実は寂しがり屋で心優しく、心に深い傷を負っている。
久遠 叶召(くおん かなめ) 誕生日1989年 11/25 身長162cm 普段は物静かで大人しいが、実はとても勇敢で強い。親はシングルファーザー。
※この作品には暴力や暴言などが含まれています。
※中学校ですが給食がないことについてはご了承ください。
※所々呪術廻戦が出てきます。
2004年6月
昼休み
廻
叶召の髪の毛を強引に掴む
叶召
廻
辻田
伊小月
叶召が2人を睨む
辻田
叶召
廻
叶召
廻
廻
廻
叶召
叶召
叶召
廻
スタスタスタ(駆け足で去っていく音)
伊小月
辻田
辻田
廻
伊小月
辻田
辻田
伊小月
廻
手に持っているサンドウィッチをひとかじりする
ガラガラッ!(教室のドアが開く音)
叶召
叶召
叶召
辻田
伊小月
廻
廻
廻
伊小月
叶召
叶召
叶召
変な奴
廻
辻田
伊小月
廻
久遠が羨ましかった
ボコッボコッボコッ(蹴られる音)
ただただ羨ましかった
バチンッバチンッ(ハンガーで叩かれる音)
廻
辛いこともない、泣くことも悩みもない
幸せに生きて、周りに愛されて、いつでも笑顔で
水希家(父)
バコッ
殴られても蹴られても動じない
水希家(父)
怖いことも恐れることもない
廻
廻
廻
昨日ボコられた時の痣がジンジンする
廻
廻
廻
でも弱虫な自分にそんなことできるわけがなかった
冬服の制服を着る
廻
次の日
廻
廻
ガチャ
下駄箱を開ける
廻
廻
その紙に手を伸ばす
廻
廻
廻
拳と手のひらを合わせ力を入れた
放課後
廻
廻
ガサガサ
瀬戸
瀬戸
廻
瀬戸
瀬戸
瀬戸
廻
瀬戸
乃樹
廻
廻
乃樹
乃樹
乃樹
ズラ(不良達が何人も並んでいる光景)
廻
廻の肩をトンっとして耳元に呟く
瀬戸
瀬戸
廻
乃樹
乃樹
不良達
廻
廻
頬についた血を手で拭う
次の日
ワチャワチャワチャワチャ
伊小月
辻田
廻
ピーンポーンパーンポーン
「3年5組水希廻さん至急職員室に来なさい。」
「ー繰り返します。」
辻田
辻田
辻田
伊小月
廻
廻
廻
伊小月
辻田
廻
担任の先生
担任の先生
廻
担任の先生
担任の先生
担任の先生
担任の先生
担任の先生
担任の先生
担任の先生
担任の先生
廻
みんなが言う
がっかりした。呆れた。
いい加減にしろ。
生まれて来なければよかったのに。
お前の居場所はここじゃない
と
変わりたい
変わりたくっても変われない気持ち
形だけ崩れてく
廻
廻
水希家(母)
水希家(母)
水希家(母)
母さんは唯一僕を大事に育てて大切にしてくれた
また、僕もそんな母さんが大切だ
ある日突然変わってしまった父さんの暴力からずっと守ってきてくれた
そのせいか、母さんは、
母さんの体はボロボロ。声もガラガラ。もはや生きる気力をなくし、髪の毛はボサボサ。家でも外でもずっと同じスウェット姿。
そんな母さんを、父さんは、
父さんは
恥と言って遠ざけた
誰にも見せなかった
邪魔者扱いした
だから、俺の心配をもかけたくなかった
廻
辻田
伊小月
廻
廻
ガラガラガラ(教室のドアが閉まる音)
廻
廻
廻
叶召
叶召
廻
廻
廻
廻
廻
真っ直ぐに見つめられなかったから叶召がどんな顔だったか忘れた
叶召
廻
少し気まずげに俺は手で首をさすった
叶召
叶召
廻
叶召
叶召
廻
叶召
叶召
叶召
叶召
叶召
叶召
廻
叶召
叶召
叶召
廻
叶召
叶召
叶召
叶召
叶召
叶召
叶召
叶召
叶召
廻
廻
叶召
叶召
叶召
叶召
トコトコトコトコ(((( *´꒳`*)
叶召
叶召
叶召
叶召
そこには入学式の時の男の子がいたんだ
叶召
叶召
叶召
その男の子は野良猫を優しく撫でてたんだ
猫を撫でている男の子は優しく温かい表情で微笑んでいた
叶召
そんな姿に惚れたんだ
勇敢で、優しくて、温かい
僕は絶対に同じクラスになって水希くんともっとちゃんと話したいって思ったんだ
僕から誰かに興味を持つなんてほとんどないのに
叶召
叶召
廻
叶召
叶召
廻
廻
叶召
叶召
叶召
叶召
叶召
叶召
叶召
叶召
廻
叶召
叶召
叶召
廻
叶召
廻
叶召
廻
叶召
叶召
叶召
廻
やっぱり変な奴
叶召
「君がいるから」
叶召
そうして2人で微笑みあった