高海 柚葉
凛音(友達)
凛音(友達)
何故 私の友達が私を見て驚いているのか……
それは
私がびしょ濡れだからだ
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
凛音(友達)
凛音(友達)
私は昔からこんな性格だ
ドジでおっちょこちょいで不器用で...
でも友達はそんな私と仲良くしてくれている
それが私には凄く嬉しかった
けれど
私にとって悲しいことがある
高海 柚葉
凛音(友達)
高海 柚葉
凛音(友達)
“悲しいこと”それは
高海 柚葉
転校と引越しをすること
だから友達とも離れてしまう
凛音(友達)
凛音(友達)
凛音(友達)
高海 柚葉
その通り私は転勤族だ
幼稚園の時に1回
小3の時に1回
中2の時に1回
と 転校をした
今は高2
そろそろ転校するかなと思っていた頃だった
高海 柚葉
母
母
高海 柚葉
母
母
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
しばらくして……
ガサッ
高海 柚葉
高海 柚葉
チラッ
横を見るとアルバムがあった
高海 柚葉
荷物整理をするはずがアルバムに見入ってしまった
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
私はある男の子との写真を見つけた
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
柚葉は写真に写っている男子を思い出した
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
写っていた男の子は私の好きだった奏多だった
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
奏多は小学生からの付き合いで、いつも私を助けてくれていて優しかった
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
でも 君に、会いたい……。
もう一度、君に会いたい...っ。
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
ガチャッ
私はドアを開けた
高海 柚葉
高海 柚葉
『待っててね...!奏多っ!』
私はそう叫びたかったけれど、我慢した────
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
私が見つけたのは
奏多の友達の涼晴(りょうせい)だった
涼晴
高海 柚葉
高海 柚葉
涼晴
高海 柚葉
涼晴
涼晴
高海 柚葉
高海 柚葉
涼晴
涼晴
「転校と引越ししたんだ」
高海 柚葉
私はもう1回聞いた
でも言っている事はは変わらない
高海 柚葉
涼晴
高海 柚葉
涼晴くんはメモしてくれた
高海 柚葉
高海 柚葉
ズテッ
高海 柚葉
涼晴
高海 柚葉
高海 柚葉
私は走った
涼晴
『ありがとう』
心の中でそう応えた
高海 柚葉
高海 柚葉
空は少しオレンジ色になってきていた
高海 柚葉
高海 柚葉
ダッダッ
高海 柚葉
高海 柚葉
“自転車使えば良かった..”そう思っていると
『頑張れ〜!』
そんな皆の応援している声が聞こえた気がした
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
バンッ
高海 柚葉
今度は電柱にぶつかってしまった私。
でも前に進むのを諦めなかった。
ㅤ
ㅤ
高海 柚葉
高海 柚葉
高海 柚葉
チラッ
彼が振り向いた
奏多
ポロポロ
高海 柚葉
私達は走り出して
抱きついた
ぎゅっ
高海 柚葉
奏多
奏多
高海 柚葉
グスッ
高海 柚葉
奏多
高海 柚葉
高海 柚葉
“好き”
何故かその一言が───
───疲れて言えなかった
奏多
奏多
高海 柚葉
奏多
高海 柚葉
奏多
私は彼をぎゅっと強く抱き締めた
高海 柚葉
高海 柚葉
奏多
私達は一旦彼の家に移った
高海 柚葉
高海 柚葉
奏多
奏多
高海 柚葉
奏多
高海 柚葉
今日は奇跡が起きた そんな日でした
【END】
「君に、会いたい。」
今週のお題:「好きと言わずに告白」
咲くコン#アルバム 参加作品
読んでくださってありがとうございました。 By雪蜜柑
コメント
9件
めっちゃ好き
初コメント📝です!ハートも押していきます💓話の流れがとても良かったです!
テキストの使い方に工夫を感じました! その話のなかに吸い込まれるようでサクサクと物語を進められました! 面白かったです! 参加ありがとうございます😎