櫻井涼太
今晩は満月だな。

板橋史華
そうだね。

板橋史華
なんかテレビなんもやってないね......

櫻井涼太
もう深夜だからな......?

板橋史華
分かってるよ笑

櫻井涼太
俺、住宅街だから
超寝静まってるよ。

板橋史華
えっ、そうなの?

板橋史華
私も住宅街だけど、
なんかザワザワしてるよ?

櫻井涼太
区によって違うのかな?

板橋史華
知らない笑

櫻井涼太
そりゃな笑

板橋史華
なに?この音?

櫻井涼太
なんだろう......

連絡します。
〜〜直ちに○○公園へ避難してください〜〜
板橋史華
○○公園へ避難......?

櫻井涼太
ど、どういう意味だろう?

連絡します。
〜〜直ちに○○公園へ避難してください〜〜
櫻井涼太
ひ、避難ってどういう......!

連絡します。
〜〜kag'tmdmv@ezweb.ne.jpを検索して下さい。
1名様だけでよろしいです。〜〜
櫻井涼太
だ、誰がするんだ?......

板橋史華
私、怖いからしない......

櫻井涼太
ったく、俺がやる......!

板橋史華
待って、怪しいから......!

板橋史華
涼太、涼太!

櫻井涼太
んと......

櫻井涼太
「kag'tmdmv@ezweb.ne.jp」......っと!

櫻井涼太
出来た!

櫻井涼太
「検索」......これを押せば
良いのか?

AI 「カンタくん」

AI 「カンタくん」
こんにちは。

櫻井涼太
こ、こんにちは......

AI 「カンタくん」
僕は、AIロボット。

AI 「カンタくん」
「カンタくん」って、呼んでね。

櫻井涼太
お、おう......

AI 「カンタくん」
信じられないかもしれないけど、
これから5ヶ月後、世界が滅亡する。

櫻井涼太
......は?

AI 「カンタくん」
普通、そーなるよね。

櫻井涼太
滅亡って......どうすれば
良いんだよ!?

AI 「カンタくん」
助かる方法は、1つだけ、ある。

櫻井涼太
早く......早く教えてくれ!!

AI 「カンタくん」
過去の世界に行って、その元凶を、
納得させる。

櫻井涼太
そ、そんな事が出来るのか......?

AI 「カンタくん」
僕の、チカラで、過去に、
連れてって、あげるよ。

AI 「カンタくん」
それしか、方法、無い。

櫻井涼太
......分かった。俺、行くよ。

櫻井涼太
過去の世界に......!!
