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夜に巣食う梟

第6話 - 第6話

1,020

2025年03月11日

#ハンドレッドノート

#ナイトアウル

りんりん

ナイトアウル事務所

星喰右手

…司波仁、ようこそいらっしゃいました。ちょっとお待ちください先に千トを寝かせて来ます

星喰左手

そこ座っといてよ、今茶持ってくる

司波仁

すまない

星喰左手

なー、兄貴ぃ客用の茶ぁねぇの？

星喰右手

おや、左手から進んでやってくれるんですかありがとうございます冷たいお茶でいかがでしょう

司波仁

何でもいい

司波仁

それより皇千トの容態は大丈夫なのか

星喰右手

どうぞ…錯乱していてこれ以上暴れると最悪の場合異能の暴走…なんて事になりかねませんから失神させましたが…芳しくありません

司波仁

今回の暴走の件…お前達はどう考える

星喰右手

最近街中を歩いているとやたらと千トを避ける様な行動をとる連中が一定数居ます

星喰左手

そいつらが千トに嫌がらせをした結果…

星喰右手

千トの過去に何らかの強いトラウマがありそれを刺激されトラウマが蘇り…千ト自身の性格も相まって自◯に走った可能性が高いかと

司波仁

…皇千トの過去…かお前達は知らないのか

星喰右手

ええ、何せ本人が語りたがらない上に一度触れただけで酷い拒否反応を示していたので無理に喋らせ無い方がいいと思ったのですが…

星喰左手

正直もうそう言う訳にはいかねぇんだよな

司波仁

少しずつでも聞き出してやらないと今回の件で皇千トはまたお前達や俺に迷惑かけたと思うだろう

星喰右手

再発になりかねませんね

司波仁

千トを傷つけずに過去を知る方法…1番近いのは恵美まどか、だがアイツの異能は自分で見聞きしたものの記憶をすると言う発動条件がある

星喰右手

今回は難しいですね、それに…千トの口から話させて私達が居る事、他のハウスの方にも嫌われていない事を千ト自身が自覚して

星喰左手

それを俺らが繰り返し千トに聞かせて少しずつ精神を安定させてやるしかないんだよな

司波仁

俺も、恵美も皇千トと言う人間が分からないから普段の態度に違和感を感じてどうしてやったら良いか分からないんだ

星喰右手

千トは私達が居ないと長距離の外出すら出来ない子で、自分の意思が上手く発信出来ないんです

星喰左手

けど悪い奴じゃないんだ、困ってる奴見ると放っておけなくて馬鹿みたいに異能を使って俺らに泣きついてくる…

星喰右手

正義感は確かなのですが…

司波仁

瑠衣みたいだな

星喰右手

…あ、ホークアイズのレコーダー…物怪瑠衣くんですか

司波仁

ああ、瑠衣は俺やおっさんに迷惑かけまいと口では強がるが1人で抱えて敵地に突っ込んでく…

星喰左手

危なっかしいねぇ

星喰右手

意思表明がしっかり出来る分怖いですね

司波仁

そうなんだよ…瑠衣が役に立たない訳じゃ無い、俺には無い瑠衣だけのいい所なんか俺もおっさんも知ってるのに…な

　皇千ト

右手くんー！左手くーん！どこぉ…｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

星喰右手

おや、うちの子お目覚めですね、司波仁少し待っていてください…左手行きますよ

星喰左手

はいよ

　皇千ト

ゔっ…ふぇっ…｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

星喰右手

千ト、私達はここに居ますよ

　皇千ト

めてくん〜…ゆんでくん〜｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡1人にしないでよぉ…

星喰右手

すみません、ベッドの方が良いと思ったのですが…

　皇千ト

右手君の膝で左手君の手持って寝たかったよぉ…

星喰右手

ふふふ…可愛いですね千トは、次の昼寝からはそうしましょうか

　皇千ト

うん！…いっ…た

星喰右手

…千ト失礼

　皇千ト

ふぇ？！////

星喰左手

ひゅー♪兄貴大胆❤️

右手くんはベッドに片膝を付け距離を詰めると僕の顎を軽く掴みクイッと上に上げる…

星喰右手

やはり怪我をして居ますね、左手消毒液がそこの引き出しにあります

星喰左手

あ？ここ…あ、あったわ

星喰右手

千ト、少し痛いですよ…

　皇千ト

いっ……っ…ゔぅぅ…｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

星喰左手

もうちょっとだからなー？千ト

星喰右手

…………はい、終わりましたよ

　皇千ト

ありがと…右手くん…左手くん

星喰左手

あぁ

星喰右手

はい❤️

　皇千ト

ねね…二人とも…

星喰右手

？

星喰左手

んー？

　皇千ト

ちゅう…して

星喰右手

！！？

星喰左手

えっ…

星喰右手

頬にですか？

　皇千ト

やだ…口がいい…

星喰左手

千ト潔癖なのにキスは平気なの？

　皇千ト

怖いの…右手くんと左手くんで忘れたいの…

星喰左手

なら舌入れてやるか

星喰右手

…私の理性が保つか危いですが…仕方ありません可愛い千トの頼みならば…

　皇千ト

ん……

星喰左手

兄貴からどうぞー

星喰右手

…千ト…んっ…//

　皇千ト

(あぁ…薄くて柔らかい右手君の唇…)…あっ…

ﾇﾙｯ…

　皇千ト

ん！……っ…ふ……あ…っめて…く

星喰右手

(可愛い…可愛すぎます…千ト…)……左手

星喰左手

はいよ、千ト良いか？俺達は千トを頼りにしてんだぜ？これから先何度だって言ってやるよ…千トは名探偵で俺達ナイトアウルの要

　皇千ト

(左手君の…少し低くて優しい声と吐息が耳をくすぐって僕の脳を蕩けさせる…)

星喰右手

よし…次は私が語りかける番…左手

星喰左手

交代〜千ト？…舌べーってしてみ？

　皇千ト

べー…

星喰左手

んっ…

　皇千ト

！！？……んぅ…んっ…////…

星喰右手

千ト…貴方は優しいんです、優しすぎる程自分のリスクは省みずに能力を困ってる人の為に発揮できる優しい子なんです

　皇千ト

(左手君の舌…気持ちいい…仁さん…すぐそこにいるのに…声でちゃう……右手君の声も耳に優しく伝わってくる…)

星喰左手

…(ちょっと意地悪してやろ、可愛すぎんだよ)…チュッ…ｸﾁｭｯ……

　皇千ト

んぅ…////…ゆん、で…く…(ﾋﾞｸｯ)

星喰左手

っ…はぁ、……ストーップ俺が止まらなくなりそうだから

　皇千ト

はぁっ、はぁ……はぁっ…//

星喰右手

千ト…真っ赤ですね、可愛い……続きは今日の夜まで我慢出来ますか？

　皇千ト

…ん…我慢する…

星喰右手

お利口さんですね

星喰左手

偉いなぁ❤️千ト

星喰右手

千ト…辛いかも知れませんが何があったのか話してくれませんか?

　皇千ト

…もうこれ以上隠せないから…ちゃんと話す…

星喰左手

よし、じゃあ戻るぞ

　皇千ト

すみません…お待たせ致しました

司波仁

大丈夫だ、先ずは無事で何よりだ

　皇千ト

ありがとうございます…

星喰右手

千ト…何があったのですか？

　皇千ト

…ちょっと前から僕の事避ける人達がいて…悪口言われてたの…「読心なんて嫌な能力」とか…「あんな弱いのが名探偵？」とか

星喰右手

やはり…そうでしたか

司波仁

…お前、服の下傷だらけだな？だから長袖で隠してるんだろ足はファンデーションで誤魔化してる

　皇千ト

！！……仁さんの言う通りです…僕生まれた時から忌み子だ災厄の存在だと嫌われて…両親はそれを苦に自ら…

星喰右手

………

星喰左手

(異能の何が悪いんだか)

　皇千ト

引き取られた先でも殴られたり蹴られたり…されて学校でもいじめられて先生も…助けてくれなくてっ…

星喰右手

千ト我慢しなくていいです泣きながらで良いから続けられますか？

　皇千ト

うん…

　皇千ト

それでっ…眠れなくなって…ネットサーフィンしたら、ネットにっ…ネットに…

司波仁

焦らなくて良い

星喰右手

…(背中を優しくなでなで)

　皇千ト

「皇千トきもくね？」「星喰兄弟の邪魔」「ナイトアウルのお荷物」って…っ僕泣き虫だし弱くて何時も右手君たちに迷惑かけちゃうから…っ

　皇千ト

僕なんか居ない方が…っ…2人の負担にならないんじゃ無いかって…っうぅっ…っ

星喰右手

随分とふざけてますねぇ

星喰左手

同感〜…俺達ナイトアウルの何を知ってるんだかしらねぇけど腹立つな

司波仁

許せないな

　皇千ト

それで、最初は我慢してたんだけど…リスカしちゃって…ごめんなさい…っごめんなさい

星喰右手

千トは何も悪くありません

司波仁

話は分かった、一度話し持ち帰って瑠衣と話してくる最近アイツには我慢させてたからな…そろそろ暴れさせてやらないと

星喰右手

では私達は犯人の特定急ぎましょう
出来るだけ早く、そして多くの人数を用意しましょう

　皇千ト

仁さんありがとうございます…あの一個聞いてもいいですか

司波仁

なんだ

　皇千ト

僕の事…嫌い…ですか

司波仁

………お前の能力が無ければ爆弾騒ぎを回避出来なかった、過去を知った今違和感は一切ない

司波仁

今後、星喰兄弟が居ない時に不安になったら俺にくっ付いて落ち着くならそうしろ

　皇千ト

…ありがとうございます…嫌われてないんだ…良かった…

司波仁

失礼する

星喰右手

お気をつけて

星喰左手

じゃあねー

星喰右手

……千トお疲れ様でした、よく頑張りましたね

星喰左手

偉い偉い

　皇千ト

…っ…右手くん、、左手くん…(うるうる)

星喰右手

はいはい❤️ぎゅー…

星喰左手

ww甘えん坊

　皇千ト

いーでしょ？

星喰左手

良いぜ、兄貴そのまま抱きしめてて？俺リスカの手当てしちまうからよ

星喰右手

分かりました

星喰右手

では…千ト上着を脱いでパーカーの袖捲ってください

　皇千ト

う…はい

星喰左手

ありゃりゃ…派手にやってんねぇ…そんだけ我慢したんだもんなぁ…

星喰右手

痛かったでしょう……千トは優しい子なんですよ…優しいただの子供です…愛されて良い幸せになって良いんですよ…

　皇千ト

ただの…子供…

星喰右手

そう、少しだけ人の奥深いところが分かるそれだけです…それ以外は普通の子供なんですよ…

　皇千ト

左手くん…右手くん…

星喰右手

はい

星喰左手

なぁに？

　皇千ト

………僕の事好き？

星喰右手

大好きですが、何か？(真剣)

　皇千ト

はやっ！

星喰左手

おーい兄貴ぃ抜け駆けすんなよ、俺だって大好きだぜ？食っちまいたい位…な(ぺろ)

　皇千ト

僕…愛されて良いの…？

星喰右手

もちろんです…良いですか？千ト…ナイトアウルが千トの帰る場所なんです

星喰左手

千トを傷付ける奴は俺らが跡形もなく食ってやるからさぁ？

星喰右手

私達の腕の中に優しく包まれて居れば千トに降る暗闇は全て私と左手が振り払います

　皇千ト

…今日夜……ホテル行こ？…思いっきり甘えん坊して…二人に気持ちぃ事教えてほしいの…

星喰右手

あらあら、千ト直々にお誘いされる日が来るとは…生きてて良かった

星喰左手

可愛い可愛い🩷千トの頼みだ聞いてやんねーとな？

　皇千ト

でも僕ホテル分かんない…

星喰右手

任せてください、私が予約します

星喰左手

えー俺が良い

星喰右手

いけません、左手の嗜好はまだ千トには早すぎます

星喰左手

ちぇ…

　皇千ト

ごめんね、左手君

星喰左手

あ？大丈夫だよwww

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次回が楽しみすぎるーーーー

次はもっと可愛いわよ

おっと…、最高です…。( ⸝⸝‪⸝ ♡ཫ♡⸝⸝‪⸝)可愛すぎる…

りんりん

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