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※注意

この物語に関連する人物は架空の人物です。 実在する場所、国、人物や団体などとは 一切関係がございません。

人物画に使用している画像はキャラメーカー様で生成させて頂いたものです。 その他はフリー素材などから使用しています。

それでもよろしい方は閲覧なさってください。

Are you ready?

GO.

アンナ

……

ロンドンの曇り空の下、目的地に向かって歩を進める。

街並みを超えて奥の通りへと。

本当にあの人に頼めば、どんな事でも解決するのだろうか…

今でも半信半疑だけれど、私には頼るしか道がない。

その天才的頭脳で数々の難事件を解決し、

世に名を轟かせた名探偵の血を引く人…

名前は伺えなかったけれど、きっと解決してくれるはず

…あのことは…

警察にもお願いしているけど、中々進歩がない。

ねえ、どうして貴方は…

……こんなことを考えても仕方が無い。

アンナ

……あ

アンナ

…確か探偵事務所はここ…のはず…

噂に聞いていた探偵事務所は、 焦茶色の煉瓦造りで、黒の窓枠や金の装飾など、高級でシックな印象を受ける。

歴史の趣も感じる、素敵な建物だった。

吊り下げられた看板にはこう書かれている

‪”‬シャーロック探偵事務所‪”‬

探していたのはこの場所である事を、私は改めて確信した。

アンナ

(ここまで来たら…もう入るしかない…)

アンナ

……大丈夫…

きっとこの人なら、

あの人のことを……

期待を抱きながら、漆黒の扉に手を掛けた。

扉の上のベルがカランカランと軽快な音を奏でる。

内装はとてもアンティーク調でオシャレな小物や家具が配置されている。このカーペットも生地が良いものなんだろうな…少し上を歩くのを躊躇ってしまう。

アンナ

こんにちは……

ベルの音を聞きつけたのか、奥の方から物音が聞こえてくる。

も、もしかして探偵さんがこっちに来るの…?まだ心の準備が出来てないんだけど…

どんな人なんだろう……聞いた話だとハンサムな人としか…

アンナ

(どうしよう…)

そんな事を考えている内に、部屋の扉が開いてしまった。

アンナ

(わ!?!?開いちゃった…!?どうしよ、えっと…あ、挨拶…!)

そう身構えていたのだけど、私の目の前に現れた人物は

……

透き通るブロンド色の髪に可愛らしい癖毛。

少しつり上がった薄いブルーの瞳が特徴的な小柄な男の子だった。 頬が少し赤く染まっているので緊張してるのだろうか…

アンナ

…え、あ、

私は予想外すぎて唖然としてしまった。

そんな私を気にかけながら、その子は手に持っていたスケッチブックと思わしき物に、ペンで文字を書き込んでいた。

アンナ

え、えーと…?

[こんにちは。ようこそシャーロック探偵事務所へ。]

アンナ

あ、こんにちは…

…筆談?

もしかして喋れなかったり…?無粋なことかもしれないが、気になってしまったので、聞いてみる。

アンナ

…えっと…喋れない…のかな…?

…ご不快に思われたらすみません…

ものすごく細く、小さい声だったけれど、喋ればするみたい…

アンナ

あ、そんなことは…私こそごめんなさい。

[ すみません。人と話すのが苦手で、いつも筆談なのです]

アンナ

全然大丈夫。気にしないでください。

なんだか可愛い人だな、と思ってふふ、と笑ってしまった。

すると顔がより赤くなってしまった。シャイで可愛い子なんだな…

[話が逸れてすみません。依頼者の方ですよね?]

アンナ

あ、はい…!

アンナ

アンナ・L・ジャクソンです…。

[ジャクソンさんですね]

[僕はフレッド・セインツです。
シャーロック先生の助手を務めさせてもらっています]

アンナ

助手さん…お若いんですね。

フレッド

[はい。色々ありました。]

どうやら、というか予想は出来ていたけれど、このフレッドさんは探偵さんでは無いみたい。

多分、10代半ばぐらいの男の子なのに…とても優秀なんだろうな…

フレッド

[それでは依頼内容は奥の部屋でお伺いしますので。どうぞこちらへ。]

アンナ

は、はい…!

彼に招かれ、部屋の前へと。

この奥に探偵さんが居るのかしら……今更ながらも、緊張してきてしまった。

重厚感のある扉が開かれ、部屋の中へと足を踏み入れる。

壁側は多くの本棚で囲まれていて、内装や家具などははアンティークでまとめられている。 とても落ち着いた雰囲気がする。

座り心地の良さそうなベルベット造りのソファー は大きな窓から差し込む淡い光を受けている

その他にも 良い素材で作られたのであろう、机やデスクが艶やかしく光っている。

蓄音機だろうか…そこからは優雅な曲調のジャズが流れていた

そして、 中央のデスクの前の一際大きい椅子に座っている人物に目を惹かれる

後ろ向きで、顔は見えない。

フレッド

…先生。依頼者の方がいらっしゃいましたよ。

助手さんがそう声を掛けると、先生と呼ばれる人物はこっちに気づいた様子だ。

パタ、と本を閉じる音と共に、蓄音機の音楽も止められる。

おっと…これはこれは…大変失礼しました。

この人が…

椅子から立ち上がり、こちらに向き直った。

おやおや、これは素敵なお嬢さんが来られましたね。

初めまして。

綺麗な茶髪に、深い藍色の瞳、丸い眼鏡を掛けていて、目の下に黒子、

スラッとした長身に、整った顔。笑顔はとても爽やかな好青年の印象を受ける。

私の名前は…

ルイン

ルイン

ルイン・ホームズと申します。以後お見知りおきを。

アンナ

よ、よろしくお願いします…

彼はにこやかな笑みを浮かべながら 深いお辞儀をしてくれた。

正直…少し見蕩れてしまった。少し話しただけでもわかるぐらい、彼は紳士的だった。

ルイン

そこのソファにお掛けになってください。

アンナ

あ、失礼します…

言われるがままに腰を下ろす。とても座り心地が良くて、少し座るのが申し訳ない。

ルイン

フレッド君、お茶をお願い出来ますか?

フレッド

はい。少し…待っててください…

そう言って助手さんは部屋から出て行かれた。

どうしよう、2人きりは緊張してしまう。

ルイン

それでは…お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?

アンナ

あ、はい…‼️

アンナ

私はアンナ・L・ジャクソンと言います…

ルイン

アンナさんですね。素敵なお名前だ

アンナ

お褒めになるのがお上手なんですね…

ルイン

ふふ、そんなことは無いですよ。

ホームズさんはこちらの目を見つめ、一間置いて言う。

ルイン

それではアンナさん

ルイン

本日はどのようなご依頼でしょうか?

場の雰囲気が少し緊迫する。

そう、本題。

アンナ

今回…ホームズさんには…

私が依頼をしに来た理由…

それは…

アンナ

アンナ

…私の消えた恋人を、探し出して欲しいのです。

そう、静かに告げた。

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コメント

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ユーザー

追記 はい、作者です。更新が遅れてしまいすみません。最近構想がまとまったのと、空き時間が出来たので筆を載せてみました。謎が謎を呼ぶ魅力的な小説にして行けたら良いな、と思っていますので これからよろしくお願いします。読者様がこれからが増えれば良いな…

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