MBTIデスゲーム

ESFPの案内で、自由ルームに入ると

そこは、ソファと机が置いてある、簡素的な部屋だった。

自由ルームのドアに鍵をかけ、俺たちはソファに腰掛ける。

その後は⋯至って普通にババ抜きをしていった。

さっきまで、殺し合いだのなんだのと、物騒な話し合いをしていたというのに。

それから、時間が過ぎるのはあっという間だった。

このように、平和に⋯

そうして、トランプが終わり、中央部屋に戻る。

さっき、トランプをしている時に聞いたのだが、この施設には⋯

中央に位置する、四角い正方形の形をしたところ⋯今、俺がいるところが

｢中央部屋｣。

そして、その中央部屋の四方八方に位置する、扉。

扉には、先程の｢自由ルーム｣や、各々の自室に繋がるほか、

｢シャワー・トイレ室｣など⋯。

ここでの生活に困ることはなさそうだ。

そして、朝食・昼食・夕食は毎食自室に運ばれ、そこで食事をするらしい。

窓などは一切なく、外は見えない。

時間に関しては、（俺だけは）腕時計を配布してもらったため、時間は確認できる。

そして、自室に帰る俺たちに続くように、他の奴らもゾロゾロと

自室へと帰って行った。

戻ってきた。

この、白い部屋に。

ベッドに腰掛けると、謎の箱が目に付いた。

｢殺し箱｣と書かれた紙が貼られている、木箱を見つけた。

開けてみると⋯、

他者を殺害する用だと思われる凶器が入っていた。

箱をベッドからどかし、ベッドに横たわる。

次第に、眠くなり⋯⋯⋯

俺は部屋から出て、esfpの部屋に向かう。

もう、中央部屋には皆集まっていた。

部屋の扉の前で、そう呼びかける。

だが⋯⋯⋯⋯

何度呼びかけても、ノックしても

返事が返ってこない。

そう言い、ドアノブに手をかけ

扉を開けた、その先には⋯⋯⋯⋯

ベッドに血まみれで、ナイフを刺された状態で横たわる

ESFPがいた。

発見。発見。

死体が発見されました。

もう一度言います。

死体が発見されました。

そこで、俺の意識は消えた。

ESFP、死亡

残り───

15人。