テラーノベル
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適当に笑い飛ばしている彼だが、俺にとってはなかなか心臓に悪い。
仕事の付き合いでなんとなく飲み会に参加したのだが、案の定終電を逃したのだ。
その場で唯一ノンアルだったしゃけに頼んで泊めてもらうことに。
車で来ていてくれて助かった。
けどさ、
彼氏の家に泊まるってなんか…!
なんかでしょ…!
タクシーで帰ろうとしたら「俺ん家来る?」とか!
そんなのもう…ねぇ?
お誘いでは…?
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むしろありがたいです。着させてください。
言われた所に荷物を置き、言われた通りに部屋を歩いて風呂に向かう。
色々なことで頭がいっぱいになって特に何も考えていない。
とりあえず、お風呂は…しっかり入っておこう。
一応、一応だから。
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嘘でしょ?
背中を向けて眠ろうとする彼。
明日休みのはずなのに。
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振り向いてはくれたものの、まさかの答えに混乱する。
もしかしたら疲れているのかもしれない。
今日だって酔っ払いに絡まれていたし、ここ最近は毎日出勤していたような気がする。
意味を理解していない訳ではないだろうから、断られたってことだよね。
でもさぁ…
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いつの間にか身体をもこちらに向けていた彼の視線に捕まった。
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彼に背中を向けて目を瞑る。
枕からほんのり香る柔軟剤の匂いに意識を向けて眠りにつく。
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寝た、俺は寝たんだ。
もう今日は諦めた。いいの。
肩を捕まれたかと思えば背中がベッドに着いた。
恐る恐ると目を開けると上にはにやりと笑う彼がいて。
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彼が首元に顔を埋めるのと同時に ふんわり香ったシャンプーの匂い。
同じで嬉しかった。
ちょっとだけ、ちょっとだけね?
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