華
こんにちは。
華
めっちゃ遅くなってしまいごめんなさい。
華
早速本編へどうぞ。
麗
何の用ですか。急に呼び出して。
鳳蕾
伝言が届いてよかった。
鳳蕾
早速で悪いが、ロシア支部に視察へ行って欲しい。
麗
何故、かは聞いても?
鳳蕾
ちなみに拒否権は無い。
麗
…そうだろうと思っていました。
麗
それで、仇なすものは排除してもよろしいのですか?
鳳蕾
理解が早くて助かる。
鳳蕾
そうだな、排除の判断は任せよう。
麗
…わかりました。
麗
それでいつからです?
鳳蕾
…明日から、と言いたいところだが。
鳳蕾
三日後までは待ってやる。
鳳蕾
もちろん国境まではお送りさせてもらうよ。
麗
そこからは自力ですか。人使いが荒いこと。
鳳蕾
期限を設けていないだけマシだと思ってくれると助かる。
麗
まあ、そうかもですね。
カエルラ
うわぁ…まだ二週間なのにもう?しかも極東の支部って…
鳳蕾
余計なことをいうな蜻蛉。
カエルラ
まぁま、私に出来る事はやるから言ってね〜
麗
…どうも。
お話も終わったようなので準備してきます。
お話も終わったようなので準備してきます。
鳳蕾
私からも出来る事はする。何かあれば連絡を。
麗
…明日の9時にはこの建物を出ますので。
ご用意、お願いします。
ご用意、お願いします。
鳳蕾
嗚呼。
カエルラ
明日の9時って…もう夕方なのにね。
鳳蕾
…お前はいつからいたんだ…
カエルラ
途中から?
「ロシア支部に視察に行って欲しい」から
「ロシア支部に視察に行って欲しい」から
鳳蕾
……それは最初からと言うんだ。
鳳蕾
…───流石は『冷姫』と言ったところか。(ボソッ
カエルラ
“れいき”ってこないだも言ってたよね。流されちゃったけど。
鳳蕾
“冷たい姫”と書いて“冷姫”
鳳蕾
彼女の昔の呼び名だ。今となっては、彼女がそうだと知っているものはほとんどいないだろう。
カエルラ
「死神」に「姫」…
彼女は色々な名前を持っているのね。
彼女は色々な名前を持っているのね。
カエルラ
初めて聞いたな。死神はよく聞いていたけれど。
鳳蕾
最近になってよく聞くようになった。
鳳蕾
どうやら「死神」であることは隠すつもりらしい。
鳳蕾
外見などいくらでも変えられる時代だ。
それくらい簡単に出来るだろう。
それくらい簡単に出来るだろう。
カエルラ
こりゃぁ、間違えても敵対しないようにしないとね!
鳳蕾
…嗚呼、そうだな。
本当に気に入っているんだな。
本当に気に入っているんだな。
カエルラ
まあねぇー
敵になら無いといいけど。
敵になら無いといいけど。
カエルラ
やり合いたく無いんだよ、あの子とは。
鳳蕾
流石の蜻蛉でも命が惜しいか。
カエルラ
命が惜しいんじゃなくて…いいや。
うまく言語化できないし、伝わらないだろうし。
うまく言語化できないし、伝わらないだろうし。
カエルラ
……それでも、私の全ては“総帥”だから。
カエルラ
彼の命令ならば私の意志なんて関係ないから…ね。
だから、彼女…と、
だから、彼女…と、
鳳蕾
わかっている。何の為に私が間に入っていると思っている?
カエルラ
…そうだったね。
カエルラ
対になってしまっているから…
鳳蕾
“白”と“黒”、
“ノワール”と“ブロン”…
“ノワール”と“ブロン”…
鳳蕾
対になるものは対立する。そんな理に流れないといいな。
カエルラ
彼女は、いつか…
──いえ、…やめとくわ。
──いえ、…やめとくわ。
カエルラ
?あれ、でもそういえば今、極東に居るのって………
鳳蕾
嗚呼、知っている。
カエルラ
……鳳蕾、彼女を離したくなかったんじゃ?
鳳蕾
………それほどで逃げる程度なら、要らんよ
カエルラ
………そう。
翌朝、8:30
ブレア
「…もう、いく、の?」
麗
…へぇー、勉強したんだ。
ブレア
Um……Sorry. I still don't understand much about Japanese.
ー ごめんなさい。未だあまり日本語を理解できなくて。
ー ごめんなさい。未だあまり日本語を理解できなくて。
麗
Don’t worry. I don’t care.
ー 心配しないで。気にしてないから。
ー 心配しないで。気にしてないから。
麗
…じゃあまた、いつか会いましょう。
ブレア
…?
麗
Hope to see you again.
ー また会えるのを楽しみにしてるよ。
ー また会えるのを楽しみにしてるよ。
ブレア
……Me too.
ー ……うん、私もよ。
ー ……うん、私もよ。
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鳳蕾
時間通りだな。死神…
───でいいよな?
───でいいよな?
麗
ええ。
麗
意外と上手くいってますか。
鳳蕾
まあ、一目では分からないほどには。
カエルラ
あれ、ノワールちゃん染めたの?
麗
染めたといえば染めた。
麗
久々、黒髪は。
カエルラ
そうなの……似合ってるわ。
麗
…ありがとう。
鳳蕾
国境を越えるまでは送る。そこからは自力で辿り付いてくれ。
麗
そもそも何処に行けば?「ロシア支部」という情報しか無いのだけれど。
鳳蕾
“ロシア連邦のハバロフスク”それだけは伝えておく。
鳳蕾
向こうにはおおかたの話は通しておくさ。
麗
了解です。国境越えるまでは目隠しですか?
鳳蕾
行きもそうやってきただろう。その通りだ。
麗
…じゃあ、お願いします。
カエルラ
また会おうね、レイちゃん。待ってるよ
麗
……そうね、カエルラ。
麗
じゃあ、蓬萊さん。いきましょうか。
鳳蕾
…嗚呼。
鳳蕾
──着いたぞ。
麗
…え。
麗
何処ですか、此処。
鳳蕾
では、頼んだぞ。
麗
ちょっ…!!
麗
なんて無責任な…
麗
さっさと宿を見つけないと…カモになってしまう…
麗
まじで何処だよ…此処…!!
麗
(あんまし頼りたく無いけど、シエンナを頼るしか…───)
?
───あれ、君さ君さ、日本人?日本人だよね〜!
麗
、は………?
華
お疲れ様でした。
華
なんだかんだ久々にギリギリに仕上げてます。
華
黒髪の麗さん可愛いですね。
華
作者が言うのも何ですが、愛着があるキャラはなんだかんだ復活したりします。ご期待を。
牛タンつくね
(えぇっ!?僕の飛鳥馬真も復活するのかい……!?)
華
……普通に死んだので未来永劫しない。
牛タンつくね
(゚◇゚)ガーン!!
華
今回から割と色々な人を回収していけたらいいなって思ってます。今の所(は思うだけです)。
華
今回はサクッと終わります。
華
お疲れ様でした。良い夢を。
牛タンつくね
最近はバイオハザードの夢を見るので誰か助けてください。おやすみなさい。