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コメント
4件
やっぱり異常過ぎるから封印も最上級なクラスだな…… 封印しても異変は消えないなんてヤバすぎるな…… みんなは少し動揺してるのにjpさんだけやけに冷静だな…いつも動じないのかそれとも…… 続きがめっちゃ気になります!
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紅優
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紅優
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境界局︰地下
エレベーターがゆっくりと降りていく。
誰も話さない。
機械音だけが静かに響く。
白狐 颯
桃園 天音《灯火》
赤橙 唯《蒼祈》
颯はガラス越しに外を見る。
コンクリートの壁。
その壁には、複雑な紋様が幾重にも刻まれていた。
白狐 颯
紫苑 陸《虚路》
紫苑 陸《虚路》
やがて。
エレベーターが止まる。
『地下第五封印区画』
重厚な扉が左右へ開く。
冷たい空気が流れ込んできた。
長い通路。
両側には分厚い扉が並んでいる。
一つ一つに番号と封印札。
白狐 颯
黒巌 凛《灰霞》
黒巌 凛《灰霞》
白狐 颯
赫鞘 樹《赫災》
白狐 颯
少しだけ笑いが起きる。
重かった空気が、ほんの少し和らいだ。
しかし。
風雅だけは歩みを止めない。
ケースを抱えたまま、一番奥へ向かう。
『特別封印庫』
他の部屋とは違う。
扉には幾重もの封印札。
さらに。
大きく赤文字で刻まれていた。
《許可なき開放を禁ず》
緑龍 風雅《白夜》
静界、虚路、無刻。
三人が同時に前へ出る。
灰渕 博《静界》
紫苑 陸《虚路》
愛水 怜《無刻》
三つの能力が重なる。
分厚い扉が低い音を立てて開いた。
部屋の中心。
黒い台座が一つ。
周囲には無数の鎖が張り巡らされている。
白狐 颯
桃園 天音《灯火》
風雅が静かにケースを開ける。
黒い破片を取り出し、台座へ置いた。
カチッ。
鎖が自動で動き始める。
一本。
二本。
三本。
黒い破片を囲むように固定される。
白狐 颯
終わり。
そう思った。
その瞬間。
カラン────
鎖が一本だけ揺れた。
誰も触れていない。
風もない。
なのに。
ゆっくりと。
一本だけ。
左右へ揺れている。
黒巌 凛《灰霞》
赫鞘 樹《赫災》
灰渕 博《静界》
紫苑 陸《虚路》
正常。
またその言葉だった。
本当に正常なのか。
違和感だけが積み重なる。
その時。
颯の視界の端で。
何かが動いた。
白狐 颯
振り向く。
誰もいない。
長い通路が続くだけ。
白狐 颯
気の所為かもしれない。
しかし。
胸の中の何かが。
小さく反応していた。
緑龍 風雅《白夜》
全員が部屋を出る。
最後尾を歩く颯は。
閉まりかけた扉を何気なく振り返る。
その一瞬だった。
封印された黒い破片の隣に。
誰かが立っているように見えた。
真っ黒な人影。
顔は見えない。
瞬きをした瞬間。
扉が閉まり、視界は遮られた。
白狐 颯
何も言えなかった。
あれは。
本当に見えたのか。
それとも。
《境界》が見せた幻だったのか。
答えはまだ、誰にも分からない。