こーく
目が覚めたら知らないベットで寝ていた。 天国や地獄ではなさそうだ。
こーく
なんで僕、死んでないの…?
???
すると横から声が聞こえてきた。 声の方に顔を向けると僕と同じくらいの少年の姿があった。 つまり14くらい。
???
???
にっこりと笑う顔は整っていて美しかった。
???
こーく
???
こーく
???
家に帰っても辛い日々が帰ってくるだけ。 もう嫌だよ、せっかく死のうとしたのに? なんでだよ、なんでだよ、なんで? カミサマは意地悪だよ、なんで僕のお願いひとつもきいてくれないの。
???
???
少年はまたにっこりと笑った。
???
こーく
こーく
コク 僕は頷いた。
こーく
???
そらびび
そらびびさんはそう言って胸を張る。
こーく
そらびび
そらびび
そらびびさんは僕に向かって手を差し伸べてくれた。 俺は少し、信じてみたいと思った。 差し出された手をぎゅと握る。
こーく
そらびび
こーく
そらびび
ぐいっとびびくんが手を引き、僕は何とか立ち上がる。
こーく
これは____ カミサマに見放された僕とびびくんが手をつなぐ物語。 そして、僕の、2度目の人生。 この物語は悲劇じゃない____
喜劇だ。
コメント
2件
初見です!物語がすごい好きです。続きが楽しみ