ゆあん
ゆあん
ピッピッピッ
ゆあん
俺は言葉を失った
だってえとさんの体に
何本もの管が繋がっているから
ゆあん
ゆあん
医者
ゆあん
何本も管を繋がれて苦しいだろう
辛いだろう
なのに生きようとしてくれている
ゆあん
もう楽になっていいよ、、?
えとさん
ゆあん
ゆあん
医者
ゆあん
ゆあん
ゆあん
医者
医者
ゆあん
管をとったえとさんは
だんだん息が浅くなっていく
ゆあん
そんな事を思っていた
その時
えと
ゆあん
えと
ゆあん
ゆあん
えと
ゆあん
えと
えと
えと
ゆあん
えと
えと
ゆあん
えとさんは今まで見た事がない笑顔で
「好き」を言ってくれた
これが本当の笑顔だって
分かった
ピーピーピー
ゆあん
ゆあん
えとさんは「好きだよ」と言ってから
眠るように亡くなった
今まで見た事がない笑顔で亡くなった
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
○月□日 えと死去
1年後
ゆあん
ゆあん
桜を見ると、えとさんを思い出す
ゆあん
今も笑顔でいますか?
この桜を見てますか?
ヒュー𓏲𓂅𓂅
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
でも散っていく桜も好きだ
ゆあん
散っていく桜にも
たくさんの思い出があるから
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ヒュー𓏲𓂅𓂅
その時吹いた風は
俺の言った言葉に反応したかのように
優しく俺の言葉を包んでくれた
𝑭𝒊𝒏.
コメント
1件
えとさーん!でも自分の気持ち伝えられてよかったね!