ボイスレコーダーにはある会話が残っていた。
イチカ
マチカ
マチカの取り巻き1
マチカの取り巻き2
マチカ
…あのさ、"パパ”みたいに事故みたいに殺しちゃおっか?
イチカ
マチカの取り巻き1
マチカの取り巻き2
私達で殺ったじゃん
マチカ
そこが可愛んだけどw
マチカ
マチカ
そしたら、ママとアタシは何も不自由なく暮らせるじゃん?
マチカの取り巻き1
まぁ手伝ったアタシ達もアタシだけどね
マチカの取り巻き2
マチカ
彼処は影で死角になってるから見える事はまず無いし、イチカが来たのはその後なんだよ?w
イチカ
イチカ
いつか復讐するからね…パパ…
ガチャッ
私の涙声で音声は終わる。
イチカ
マチカ
パパはアタシ達が殺した!
マチカ
イチカ
マチカ
アタシはイチカよりも娘としてパパにも1番に愛して貰いたかった。
本当はそれだけだった。
アイツらに言ったことは半分本音で本当はパパが怪我するくらいで良かったのに。
マチカ
パパ
マチカ
パパ
何があったんだ?
マチカ
パパ
マチカ伝えてくれてありがとう
仕事一旦切り上げて直ぐに向かうから場所教えてくれないか?
マチカ
商店街の交差点の所
パパ
この電話の内容は全てでっち上げ
パパを呼び出す為の
マチカ
マチカの取り巻き1
車の準備もOKだよ
マチカの取り巻き2
計画は全て完璧だった 少しパパが怪我してアタシがパパを看病する
そしたらきっとパパはイチカよりアタシを愛してくれるよね?
パパ
マチカ
マチカの取り巻き2
パパ
マチカの取り巻き1
マチカ
パパ
プップーッ!!ガシャンッッッッ!!!!!!
クラクションと共にパパの身体は宙を舞う。 なんで…思っていたより車のスピードが速い。これじゃ…
たまたまそこに鉢合わせたイチカがパパに駆け寄る。 それアタシがやる筈だったのに
イチカ
パパ
イチカ
パパ
イチカ
マチカの取り巻き1
マチカの取り巻き2
本当に死ぬなんてアタシも予想してなかったし、冗談だと思ってたしどうするの?
マチカ
出血が多い
イチカ
パパがイチカの頬を触る。 なんでこんなにもタイミングが悪いんだろ。
そこにいるのはアタシの筈だったのに
パパ
イチカ
パパはまだ死んじゃダメだよ!
パパ
イチカの…笑った顔が…パパは…
イチカ
ねぇ?パパ!パパ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこからは…もう動揺して覚えていない。