コメント
8件
尊い尊い尊いです!!! 青くん察するの流石やし赤くんが紫くんに抱きついたときうちの勝手な解釈では赤くん泣いとると思ってます!!いや小説は考察あるのみやけん!ね!!
続き出されたんですね!! ドキドキしながら読んでました✨ 最高でした👍🏻 ̖́- また、💜ちゃんメインの作品待ってます♪応援してます🔥
うん、尊いわ👍🏻👍🏻👍🏻 辛い系でもはぴえんもいいよね~っ!!!←はぴえんもばとえんも大好物な人() りあるでも🎲ってほんとみんな優しいよね😔🎀いい人たちの集まりすぎてやばい(?)
リクエスト ありがとうございます(´▽`)
前書いた初兎くんのうつ病の続きです
紫
黄
どうもみなさん
開幕早々こんな状態でごめんね
僕がうつ病だというのは ご存知ですか?
そして、悠くんにその事がバレたのも ご存知ですか?
それをメンバーに 伝えるために、
ここに来たことは ご存知じゃないですよね
紫
黄
まだ情緒がしっかりしておらず、 いわゆる情緒不安定です。
黄
黄
悠くんは優しい…。
うつ病なんて、面倒くさがられる だろうと思っていた。
でも悠くんは受け止めてくれた。
だからといって、メンバーみんなが 悠くんな訳じゃない。
もちろんみんな優しいから、 心配しなくてもええやろうけど。
今の僕にそんな考えを生み出す思考は 持ち合わせてなかった。
紫
黄
紫
喋ることが少し恥ずかしくて、 何も言わず頷く。
もう既に泣き疲れて、
目は真っ赤。 声はがらがら。
これからもっと泣くはずなのに。
黄
紫
ピンポーンッ
音が鳴り響く。
心臓の音が早すぎて、 周りの音が小さく感じる。
どう言えばいいのか、 何を言われるのか、
バットエンドを想像しながら、 誰かが来るのを待つ。
その間、悠くんは僕の手を 握ってくれていた。
ガチャ
青
そう元気にドアを開けたのは まろちゃん。
久しぶりに会ったが、 何を変化なく接してくれた。
そんな些細な事が、 僕は今世界一嬉しかった。
久しぶりに誰かの家に上がった。
ずっと引きこもり、 泣きわめき、
ご飯もまともに食べていなかった ぼくやから、
当然フラフラであり、 悠くんに支えられながら靴を脱いだ。
まろちゃんは僕のこんな姿を見て、 察してくれたのか、 快く手伝ってくれた。
青
紫
悠くんに支えられたまま、 まろちゃんはリビングのドアに 手をかけた。
その行動だけで心臓が騒ぎだして、 無意識に悠くんの手を強く 握っていた。
そんな姿もまろちゃんには 筒抜けだったのか、
青
確認を取ってくれた。
「いい?」と言われたって どうすればいいか分からない僕は、
悠くんを少し見る。
悠くんは僕の視線に気づいて、 微笑んでくれた。
黄
紫
優しい笑顔で少し安心出来て、 心の準備をすませる。
そして、まろちゃんに告げる。
紫
ガチャ
紫
入ると直ぐに、 目に映り込んできたのは、
地べたに座って話す3人。
僕が入ってきた瞬間、 全ての瞳が僕に向いた。
鋭く感じるその瞳の光が、
なんだか眩しくて、
痛くて、
怖くなった。
でも、
水
紫
いむくんは僕を見ると、 一瞬で僕に抱きついてくれた。
温かい温度が伝わって、 心が何かで埋まっていく感覚がした。
ギュ…
紫
もう1つ。 突然温かい感覚が襲ってきて、
びっくりして振り向いたら、 顔を僕の背中に押し付けながら
抱きついている赤い頭を見つけた。
紫
赤
恐る恐る呼んでみると、 ぐっと抱きつく力が強まった。
少し苦しかったけど、 嬉しかった。
そして、
桃
紫
桃
紫
優しく頭を撫でてくれたないちゃん。
微笑んで僕の事、 瞳に映してくれた。
それが本当に嬉しくて、 僕を見てくれているってだけで、
必要とされている気がして、
涙がこぼれ落ちてきた。
紫
泣き崩れる僕をしばらくみんな、 慰めてくれた。
落ち着いて、 話が少しできるようになった頃。
ソファに座ったないちゃんが 口を開いた。
桃
優しく優しく。 言葉を選んで話しかけてくれた。
情緒がおかしい今の僕に、 優しさは1番効果的だった。
紫
終始恥ずかしくて、 下を向き小さい声で返事をした。
小さすぎて「聞こえるかな」、なんて 思いながら、眼球だけを ないちゃんに向ける。
でもないちゃんは安心したように 微笑んでいた。
桃
紫
周りを見るとみんなが頷いていた。
紫
桃
ないちゃんはそう言って、
僕とないちゃんの境目にある机に 1枚の紙を置いた。
紫
紫
置かれたのは僕の うつ病の診断書。
折り目がぐちゃぐちゃで、 所々少し破れている。
そんな診断書。
紫
ぐしゃっと音がする勢いで手に取る。
そんな乱暴で、震えが止まらない手を 落ち着かせるように、
その手に同じ手を重ねるまろちゃん。
あのまま紙をぐしゃぐしゃに 破り捨てようかと思っていたが、
まろちゃんの手に免じて 許してやろうと思った。
桃
紫
悠くんを見ると、悠くんは少し 困ったように笑いながら、
黄
と、申し訳なさそうに話した。
紫
せっかく悠くんが作ってくれた タイミング。
これなら、 話せる。
でも
話すためにここに来たのに、 緊張で…
上手く口が動かない。
話さなきゃいけないのに…、
何も出来ない自分に、腹が立ってきて
殺したくなって
喉の奥が痛くなって
紫
あ~あ、また泣いちゃった…
ごめんね、こんな僕で
ごめんね、何も出来なくて
生きててごめんね
水
紫
上げれなかった僕の顔を隠すように、 いむくんは僕を抱きしめた。
少し震えた手の振動が 伝わってくる。
いむくんに包まれた僕の涙は、 いつの間にか止まっていた。
水
水
水
水
そう言って僕をぎゅと強く 抱きしめてくれたいむくん。
欲しい言葉を、 スラスラと言ってくれる。
そんな所がかっこよくて、 大好きなんだ。
僕の方こそありがとうだよ。
みんなが僕の事大事にしてくれているのちゃんと分かってるから。
改めて教えてくれたことが、 すごく嬉しいよ。
紫
紫
少し勇気がわいてきて、 頑張ろうと思った。
みんなに助けて貰ってばっかで、
迷惑かけてばっかで、
ごめんね。って
ちゃんと伝えるから
もうちょっとだけ、 頼らせて欲しい。
紫
紫
紫
震える声でそう告げる。
みんなは顔を見合せて、 黙っている。
そんな時間が続かないで欲しいから、 続けて言葉を出す。
紫
紫
紫
紫
紫
紫
一生懸命話す僕の言葉を、 みんな静かに聞いていた。
そして、口を開いた。
桃
紫
少し笑って、 『ありがとう』って言ってくれた。
とても嬉しかったんだ。
水
赤
青
黄
紫
みんなの言葉が
本心が
僕の心に届く度、 実感する。
生きててもいいんだって。
そう思える。
紫
いむくんが抱きしめてくれたんだ。
赤
まろちゃんが気遣ってくれたんだ。
黄
りうちゃんが涙を拭いてくれたんだ。
水
ないちゃんが撫でてくれたんだ。
青
悠くんが慰めてくれたんだ。
桃
誰かが居てくれるだけで、 安心するんだ。
紫
だから僕は、今日も生きていられる。