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お話最高です❤続き待ってます!!
アイコン変えた!?めっちゃカッコいい! そして今回も最高すぎた😭続きが楽しみ〜‼️
若井side
今日は仕事が早めに終わったため、 元貴の家に遊びに行っていた。
滉斗
暫く歩いていると、藤澤の家を 見つけた。
遊びに行く際、元貴が教えてくれた。
滉斗
ぼーっと家を見てると、家の中から 結構派手な格好で、黒のハイヒールを 穿いた女が出てきた。
滉斗
女
藤澤ではないことだけは分かった。
妹?いや、藤澤は一人っ子のはず。
考えられるとしたら、 彼氏の浮気相手ぐらいだろう。
滉斗
少し疑問は残ったが、窓から漏れる 電気が消えたので、考えるのをやめた。
どうかこれ以上藤澤の怪我が 増えない事だけを願って、
涼架
目が覚めた。体全体が痛い。
涼架
こんなに痛いなら、辛いならば 目が覚めなければ良かったのに。
腕が折れてるかもしれない。 どこかしら打撲してるかもしれない。
涼架
死にたいと死にたくないという 綺麗な矛盾の先に、なにがあるのか。
涼架
痛みと共に感じる猛烈な寒さ。
寝る前だったので、パジャマだし、 モコモコの上着とかは着ていない。 おまけに、靴下なんかもってのほかだ。
涼架
涼架
意識がトバないように、普段は 考えないような事も考え、頭を働かせる
涼架
涼架
朝になったら彼女さんも帰って来るはず …その時に家に入ろう。
…何度目かの頭が真っ白になるやつ
涼架
いくらもがいても、無駄なものは無駄。
だんだん気温が下がっていくのを 実感しながら、僕は目を閉じた。
次の日
若井side
今日も藤澤が早く来てる気がして 昨日と同じように出社した。
滉斗
そりゃそっか。いないよな。 きっといつも通り来るだろう。
滉斗
一人なので、つい口調が悪くなる。
滉斗
ぼんやりと窓の景色を見ていると 次第に雪が降ってきた。
滉斗
もしこの願いが叶うなら、届くなら、 藤澤は俺のことを愛してくれるだろうか
部署全員が焦り始めたのは 8:00を過ぎた頃の話。
こんなこと、今まで無かったのに。
元貴
社員
上司2
シーン
上司1
社員
元貴
一瞬だけ、部署が静かになった。 皆額に汗を流している。 今日はこんなにも寒いのに、
ポツリと先輩が口を開く。
上司2
部署全員の、いや、俺の背中に 嫌な汗が流れる。
滉斗
上司1
上司1
社員
上司の指令により、俺たちは動き出す。
元貴
滉斗
ただなんか、嫌な感じがする。 予感というか、なんというか…
昨日家を見たときは何も無かった。 じゃあ、なんで…
もしかして彼氏に…? そう考えると心底イラつく。
不安が積もりに積もって、 ハンドルを握る手に力が入る。
滉斗
元貴
滉斗
元貴
元貴
滉斗
元貴
元貴
確かに一人で抱え込んでもな、 そう思い、簡易に藤澤の事を説明した。
元貴
滉斗
車内に沈黙が流れる。
元貴
滉斗
元貴が言ってるのは 藤澤に対しての俺の気持ちの事だろう。
それがどうした、と言おうとしたが 藤澤の家に着いたので言うのはやめた。
ピーンポーン
元貴
藤澤の家に着いてから暫く経つが 家に人がいる気配すら感じられない。
ただ、1つ疑問なのが こっちが電話をかけると、 家の中からコール音が聞こえた事。
それも一度だけ。 こっちは何回もかけてるのに。
一度しか鳴らなかったということは、 室内で誰かが音を切ったということ。
元貴
誰かが、藤澤のスマホの音を切った。 そうとしか考えられない。
元貴
滉斗
とりあえず二手に分かれて、 家の周りを探索した。
滉斗
俺が見たのは、溶けかけの雪だるま。
その隣には、うっすら積もった雪に 鍵盤のようなものが描かれている。 そしてその鍵盤には、小さく 指の跡が残っていた。
滉斗
そういえば藤澤、 ピアノやってたって、言ってたな…
俺が目を付けたのは、その隣。
まるで誰かが「先程」まで 座っていたかのような、お尻の跡が 残っていた。
そして、そのお尻の跡には 雪が積もっていない。
滉斗
俺が頭を悩ませてると、 反対側から元貴が戻ってきた。
元貴
滉斗
元貴にも跡を見せ、俺の下手くそな 推理を説明する。
元貴
元貴は否定もせずに、跡をまじまじと 見つめ、もう一度「確かに…」と呟いた。
部署に戻り、お互いが得た情報を 交換し、話し合う。
社員
モブの言うとおり、そんなことも 言えずに俯くことしか出来なかった。
上司2
藤澤がいない部署は凍りついたようだ。
結局この日は、誰一人として 仕事がはかどらす、 定時よりも早く解散となった。
どうも主です。 前話の❤が700も超えてて…感激です
本当にありがとう!
主
❤指定の数、少しずつ増やそうかな🐛