人間の生活

それは違うね

なに？

承知した

緊急用監獄を解放しました

指定4名

律、瑠伊、蓮、音歌

これ4名を転送します

あ、あ、あー！

聞こえてますか〜？

業務連絡だよ〜

ちょっと獅子！ちゃんと話聞いてよ！

耳が優れてるからね〜♪

てかそれより！

狐とヴァンパイアがまーた絡み出したよ

学校まで仕組んだからねぇ、

まぁ別に問題なければいっか！

あとそこにヴァンパイアの王様居るでしょ？

あとで僕の仕事部屋に連れてきて〜♪

返事ははい！

返事は1回です！

むぅ、

別に構って欲しいだけだし、、

うぇ、！忘れろ！

うぅ、

獅子

お前は今から僕と見回りだ

お前みたいに不真面目じゃないんでー！

てかさっさと来いよ

返事は真面目に！

よろしい！

-` ̗ ‪𓏸 ̖ ´-

ある1つの神社に

妖怪を言われ恐れられた巫女と

悠々自適に生きてる狐がいました

巫女が信仰していた神は眷属を作った

それが狐

悠々自適に過ごした狐

それが眷属だった

そのふたりはとても仲が良くて

巫女が苦しい時

悲しい時

体調の悪い時

何時も一緒に

他の眷属を呼んで

パーティを開いたり

楽しい日々を送っていた

その狐は巫女に向かって言いました

｢君の寿命は短い｣

｢貴方が今ここで生きている意味は無い｣

｢私と絡む意味もね｣

｢最後は無になる＿｣

｢世界が壊れるまで時間の問題だよ｣

そう言い残しました

そこで巫女は言いました

｢眷属は増え続ける｣

｢妾が例え死のうがこの地には｣

｢ホルスの眷属が巫女をやった｣

｢そう記されるだろう｣

巫女は自分の死を惜しまなかった

一生孤独の自分だと思っていたから

でもひとつ死にたくない理由があった

それが狐

自分を見つけてくれた

話してくれた狐を置いて

一人で朽ちていく

それが嫌で嫌で仕方なかった

そうして2人は共に生涯を全うする

そう誰しもが思っていた

でも

この2人の幸せを奪う

‪”‬来訪者‪”‬が現れた

来訪者は狐の存在を世に知らしめた

白くて青い瞳をした

美しい狐の存在を

それから狐を見るために神社に来る者が増えた

狐はそれがストレスだった

いつしか狐は子を作った

僕のようにならないで

そう思いながら

1人の狐はある日姿を消した

何故なら郷の者に捕まったから

珍しいモノを展示する

それで見せ物

数時間、数日、数年

ず〜っと飾られた

でも狐は不思議なことに

老いない、血色も変わらない

美しい姿から何も変わらなかった

だから狐の血を飲めば美しく居れる

そう考えた愚か者が居た

それで生きたまま血を抜かれて

今みたいに麻酔なんてもの無いから

痛みを感じながら

血が一滴も無くなるまで抜かれ

美しい狐から

汚らしい狐へとなった

そうして狐は捨てられた

生きてはいたから

だから王のまま過ごせた

醜いやつれた汚い狐と言われながら

やっとの思いで神社へ戻った

でもその時には数百年が経っていた

もうあの時の巫女じゃない

代替わりが行われ

誰かも分からぬ巫女だった

狐は巫女に言った

｢ただいま｣

って

そう言った時

巫女がハッとした顔をした

そうして巫女が言った

｢おかえりなさい｣

｢美しい狐よ｣

巫女は狐をずっと待っていた

それでも自分がいきているうちには帰ってこない

そう察した

だから自分の子に狐のことを教えた

狐はどんな色をしていて

どんな声なのか

全部教えていた

それから巫女は僕をまた美しい姿へ戻してくれた

この本を読んでる人へ

今の時代の巫女は人間です

妖怪と人間が共に生きております

僕は1つ巫女にも隠したことがあります

それを貴女に見つけて欲しいです

そして

貴方に僕が望んだ世界を作って欲しいです