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ある夏の日のことである。
電車に揺られながら、バイト先までゆく。
浴衣姿のカップルが妙に目に付く。
そうか、今日は花火大会の日ではないか。
数日前
店長
店長
僕
店長
店長
花火大会がある日に見知らぬ街でバイト
そう考えると少し気が萎えた。
僕
威勢のいい声を装いヘルプ先を訪れた
ヘルプ先の女
ヘルプ先の女
ヘルプ先の女
僕
綺麗な人だな
第一印象はそれだった。
ヘルプ先の女
僕
ヘルプ先の女
ヘルプ先の女
やはり、方言にはまだ慣れない。
ヘルプ先の女
僕
ヘルプ先の女
ヘルプ先の女
僕
心臓が飛び出るかと思うほど、ドキッとした。
ヘルプ先の女
遠くで花火の音だけがこだまする。
僕
ヘルプ先の女
ガラガラガラとシャッターを閉める。
店の奥で私服に着替える。
その時……
ヘルプ先の女
男
ヘルプ先の女
会話が聞こえる
そういうことか……
僕
すぐに駅へ向かった。
少しずつだが、花火の音が近づくのを感じる。
イヤフォンを耳に入れ、音楽に身を委ねる。
ランダムで流れたクサイ失恋ソングが胸を小突いた。
僕
僕
電車に乗る頃には花火大会はとうに終わっていた。
JK
JK
JK
花火大会終わりの人でいっぱいなホーム。
ただでさえ暑いのに、より蒸し暑く感じる。
夏の終わり
僕が見た花火は
見知らぬ人の肩越しにスマホに映るものだった。
JK
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