五条 悟
こんばんはー冬華ちゃん
伊崎 冬華
私の眠りを妨げたな
伊崎 冬華
今すぐ帰れ
五条 悟
ひっどいなー、イケメン最強五条悟だぞ?
伊崎 冬華
私は余生を寝て過ごすと決めた!
五条 悟
失礼しまーす
伊崎 冬華
えまってまって、だめ
体を押す手を無視して中に進む
伊崎 冬華
適当に過ごしといて
五条 悟
僕とおしゃべりしないの?
伊崎 冬華
寝るんだよ
伊崎 冬華
邪魔しないでね
五条 悟
ナイチャウヨー
伊崎 冬華
勝手に入ってきた悟が悪い
五条 悟
ごめんちゃい
スタスタと寝室に向かう君を追いかける
昨日のことが頭から離れない
伊崎 冬華
おやすみ
五条 悟
ほんとに寝ちゃうんだ
抱きついていたこと
七海が冬華に好きって言ってたこと
ずっと、ずぅっと離れない
嫉妬で狂いそうだった 俺以外の人と触れ合ってるのが許せなかった
彼女の横に横たわった
きめ細やかな肌、さらさらな黒髪、少し長いまつ毛
全てが愛おしい
五条 悟
冬華
伊崎 冬華
おやすみ
五条 悟
冬華
伊崎 冬華
もう、なーにー?
じっと見つめ合う
この時間が永遠に続いて欲しい
伊崎 冬華
どーしたんだよー?
五条 悟
いやーな、なんかな
五条 悟
しりとりする?
伊崎 冬華
一人でやってて
五条 悟
イケメン
五条 悟
あ終わった、あーあ
五条 悟
僕の特徴しりとりしようと思ったのに
伊崎 冬華
馬鹿なの?
五条 悟
馬鹿なのかも
届くのに届かない彼女に手を伸ばす
今目の前に居るはずなのに、何故か心の中では離れてるんだ
その寂しさを埋める様に
彼女を強く強く抱きしめた
伊崎 冬華
え、ちょなに
五条 悟
少しこうしてたい
伊崎 冬華
よくわかんないけど
伊崎 冬華
そんな顔して必至にしがみついてるのに離れろとか言えないから
伊崎 冬華
抱きしめるのは許可を出してあげる
少し不器用で、照れ屋で
言葉にトゲがあるのに、優しくて
そんな彼女が俺は
五条 悟
好き
五条 悟
好きだよ冬華
離さないで、離れないで
置いていかないで
五条 悟
きす、していい?
伊崎 冬華
だめ、私が許可したのは抱きしめるのだけ
五条 悟
無理やだ
伊崎 冬華
こっちが無理だわ
そう顔を歪める彼女をお構い無しに
唇を重ねた
五条 悟
俺から離れないで欲しい
五条 悟
俺だけ見てて欲しい
驚く君も照れる君も可愛くて
誰にも渡したくないと思ってしまった
伊崎 冬華
ばか
五条 悟
うん僕はばか
何回も何回も長く、深くキスをして
彼女の存在を確かめた
五条 悟
居なくならないでよ
五条 悟
俺の傍にいて