テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

そ ん な も ん だ よ .

一覧ページ

「そ ん な も ん だ よ .」のメインビジュアル

そ ん な も ん だ よ .

14 - 13 / 最 強 さ ん .

♥

1,320

2024年12月30日

シェアするシェアする
報告する

目を覚ましたら

横にいたはずの君は居なかった

五条 悟

冬華 ... ?

不安や寂しさが僕を再び襲う

もうこの世にいないんじゃないか、と

扉を強く開ける

そこには彼女がちょこんと座っていて

とても安心してしまった

伊崎 冬華

おはよー

伊崎 冬華

ご飯食べる?

そう言って僕に微笑みを向けた

その笑顔は

起きてすぐ僕を襲った不安を祓ってしまった

嗚呼、なんて罪深い人なんだろう

五条 悟

おはよう

距離が無くなるように

彼女を強く抱きしめる

伊崎 冬華

なに

五条 悟

朝起きて居なかったから不安になった

伊崎 冬華

なにそれ笑

新婚の夫婦のように笑い合った

この世界で二人きりだと錯覚してしまうぐらい

彼女のことしか見えてなかった

朝から響くニュースも

鳴る通知音も

登校する学生の声も

外を走る救急車のサイレンも

全く聞こえなかった

今は彼女の鼓動と、呼吸と

彼女から発せられる音しか聞こえない

それしか聞きたくない

伊崎 冬華

ご飯食べよーよ

五条 悟

あと五分だけこうしたい

伊崎 冬華

嫌だわ、離せ

「嫌だ」って抵抗するけど

その力は弱くて

五条 悟

本当は嫌じゃないくせに

伊崎 冬華

嫌だ

五条 悟

嫌じゃないんでしょ?

伊崎 冬華

まあ、うん

五条 悟

不器用め

五条 悟

本当は嬉しいくせに

五条 悟

本当はもっとして欲しいくせに

伊崎 冬華

うるさい

伊崎 冬華

ご飯冷める

五条 悟

俺が守る

五条 悟

絶対離れたくない

伊崎 冬華

じゃあ頼んだ

伊崎 冬華

最強さん

そ ん な も ん だ よ .

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,320

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚