目を覚ましたら
横にいたはずの君は居なかった
五条 悟
不安や寂しさが僕を再び襲う
もうこの世にいないんじゃないか、と
扉を強く開ける
そこには彼女がちょこんと座っていて
とても安心してしまった
伊崎 冬華
伊崎 冬華
そう言って僕に微笑みを向けた
その笑顔は
起きてすぐ僕を襲った不安を祓ってしまった
嗚呼、なんて罪深い人なんだろう
五条 悟
距離が無くなるように
彼女を強く抱きしめる
伊崎 冬華
五条 悟
伊崎 冬華
新婚の夫婦のように笑い合った
この世界で二人きりだと錯覚してしまうぐらい
彼女のことしか見えてなかった
朝から響くニュースも
鳴る通知音も
登校する学生の声も
外を走る救急車のサイレンも
全く聞こえなかった
今は彼女の鼓動と、呼吸と
彼女から発せられる音しか聞こえない
それしか聞きたくない
伊崎 冬華
五条 悟
伊崎 冬華
「嫌だ」って抵抗するけど
その力は弱くて
五条 悟
伊崎 冬華
五条 悟
伊崎 冬華
五条 悟
五条 悟
五条 悟
伊崎 冬華
伊崎 冬華
五条 悟
五条 悟
伊崎 冬華
伊崎 冬華
コメント
4件
ほんと好きです🥹表現の仕方とかがどタイプすぎて…🥲🫶🏻💭続き楽しみに待ってます!!
今回も最高でした🫶🏻💕 不安を祓ったって言葉が呪いを祓うのと同じ感じになっていてすご過ぎます‼️ この世の全てが無くなって2人きりになったみたいに錯覚する…他の何も気にならなくなるっていうのがもうエモすぎて語彙力喪失です😥💘 最後の冬華ちゃんの「最強さん」がサブタイトルとリンクしてて…好きです🩷