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2500年
能力所持者がいて当たり前の時代の九月九日。事件は起きた。
一部の能力所持者が能力を悪用した事によって起こった事件。
後にこの事件を『〝第二次〟能力大事変』と呼ばれた。
たくさんの能力所持者や人間が能力を悪用する能力所持者に殺された。
─事件前─
2485年の3月
能力所持者である一ノ瀬 咲は部屋で眉をひそめながら能力の体への負担の減少を試していた。
彼女の能力は時空間能力
思い浮かんだ場に瞬時に移動が可能
自分以外の時間を最大180秒間止めることが可能だが、1秒止めることに体への負担が大きくなってしまう
諦めることなく試しているその時、部屋の扉が開く音がした
北 紗友里
と扉にもたれかかり、腕を組んで不敵な笑みをもらす能力所持者の北 紗友里
彼女の能力は召喚能力
思い浮かんだ物を召喚したい場所に召喚が可能
思い浮かんだ物を思った場所に召喚が可能。
架空の人物を最大500人召喚ができ、思い通りに操る事が可能だが、体力をたくさん消耗してしまう
一ノ瀬 咲
呆れた様子を見せる一ノ瀬に対し、北は相変わらず不敵な笑みをもらしたまま口を開いた
北 紗友里
一ノ瀬 咲
一ノ瀬の言葉の後、北は指を鳴らしてテーブルや椅子二脚を召喚した。
一ノ瀬は何度も北の能力を見てきてるため急に物が出てきたことには驚きもせず、当たり前かのように椅子に腰を下ろし、続けるように北も椅子に腰を下ろした。
一ノ瀬 咲
と一ノ瀬の問いに答えるかのように北は指を鳴らしてテーブルの上に紅茶が入ったカップを召喚した。
北 紗友里
一ノ瀬 咲
一ノ瀬はカップを手に取り紅茶を一口飲んだ
北 紗友里
戦闘の山、通称多賀野山。なぜかよく能力所持者が多賀野山で能力を使って戦闘している所を一ノ瀬と北はよく見るため二人は戦闘の山と呼んでいる
一ノ瀬 咲
北 紗友里
一ノ瀬 咲
一ノ瀬がそう言うと、北は再び不敵な笑みをもらして頬杖をついた。その顔を見た一ノ瀬はすぐに察し、口を開いた。
一ノ瀬 咲
北 紗友里
一ノ瀬 咲
北 紗友里
一ノ瀬 咲
〝第一次能力大事変〟とは、簡単に言うと能力を悪用した能力所持者が人間や能力所持者を容赦なく殺した事件という事を一ノ瀬は北に教えた。
北 紗友里
一ノ瀬 咲
北 紗友里
一ノ瀬 咲
と言い終えると同時に北は掌を合わせて頼むと言い出した
一ノ瀬 咲
北 紗友里
と言われた一ノ瀬は思わず悩んでしまった。一ノ瀬はマカロンがスイーツの中で一番好きであり、特にマリーの店のマカロンには目がない
一ノ瀬 咲
一ノ瀬の言葉に北は目を光らせ立ち上がり、今から行こうと言い出した。
一ノ瀬 咲
と北に続いて一ノ瀬も立ち上がった。
一ノ瀬 咲
北 紗友里
一ノ瀬 咲
北はクックックと悪役のように笑い、人差し指を立てて口を開いた
北 紗友里
ドヤ顔をする北に対して一ノ瀬は溜息をついた
北 紗友里
一ノ瀬 咲
一ノ瀬に続くようにして北がため息を吐き、不敵な笑みをもらした
北 紗友里
一気に説明をした北はカップを手に取り紅茶を一口口に入れ、口の中を潤わせた。一方説明を聞き、一通り理解した一ノ瀬は自分の手を見ていた
一ノ瀬 咲
北 紗友里
一ノ瀬 咲
北 紗友里
腕を組んで不貞腐れる北を見た一ノ瀬は北の手をとった。
北 紗友里
一ノ瀬 咲
言い終えると同時に一ノ瀬の能力で二人は館の近くに瞬間移動した