コメント
1件
初兎
いむ
怜 = 。
怜 = 。
怜 = 。
よく晴れた月曜日
憂鬱な学校が始まると言う , 憂鬱に憂鬱をトッピングした様な日
いむ
初兎
いむ
高校で話しかけられたのは いむくんが初めてだった - …
俺は初兎 。
特に変わりの無い , 寧ろつまらない程に 自分の事が嫌いな
高校生
初兎
口から溜息が溢れる
俺は学校が嫌いだった
何故かって ,
友達居ないとつまらない高校 , 誰一人友達なんか居ないから … 。
嗚呼 , 今日も憂鬱な一日が始まる 。
教室に入ると , 俺は俯き , 誰にも気付かれぬ影の様な存在で 自分の席に向かった
こんな晴れた日の学校は特に嫌いだ 。
初兎
モブって言う良く分かんねぇ奴
初兎
急に話しかけられた事に吃驚したのでは無い
虐めの原因の一つ , 悪口を言われた事にだ
初兎
モブって言う良く分かんねぇ奴
其れに釣られて周りの生徒も笑い始める
此れが野次馬飛びって奴か ,
初兎
モブって言う良く分かんねぇ奴
そう言って俺を叩こうとした次の瞬間 。
ぱちぃん !
俺の頭上で騒音と言っていい程の大きな音が響く
初兎
いむ
モブって言う良く分かんねぇ奴
いむ
如何やらあの音は彼が手で押さえた瞬間に叩かれた音だったらしい
初兎
初兎
初兎
モブって言う良く分かんねぇ奴
初兎
いむ
いむ
何故彼が俺の名前を知っていたのかは分からない
初兎
いむ
初兎
モブって言う良く分かんねぇ奴
モブって言う良く分かんねぇ奴
いむ
いむ
いむ
いむ
モブって言う良く分かんねぇ奴
モブって言う良く分かんねぇ奴
いむ
初兎
思わず声が出てしまった ,
此の人は格好良い ,
俺のヒーローだ …
帰り道
正直後悔していた
頑張って猛勉強し志望校に受かったのだ
なのに何故今其処で止められるのだろうか
いむ
いむ
初兎
いむ
帰り道が同じであろう彼
初兎
いむ
初兎
いむ
いむ
初兎
初兎
いむ
初兎
コミュ障を持っていて , 人が苦手な俺でも ,
いむくんとだけは楽しく会話できた
初兎
いむ
初兎
いむ
初兎
くれませんか , そう言おうとした時
いむ
初兎
いむ
並びが綺麗な白い歯を出して笑う彼
初兎
俺はもう , 1人じゃ無い 。
虐めから出来た友達 。
其の言葉だけ聞くと悪い様に聞こえるが ,
俺にとっては大事だった 。
次のピンチは ,
俺にも手伝わせてね , いむくん 。
絶対協力して脱出してみせる 。
僕達の絆は , 誰にも割けない程 ,
深くて広かった 。