幸汰
奏太
奏太
奏太
友達
友達
奏太
奏太
奏太
友達
奏太
それからだんだんと仲良くなっていき
いつも一緒にいるような存在になった
でも俺はそんな気持ちじゃなかった
あいつのことが
"好き"になってた
勇気を振り絞って
告白したら
気持ち悪いって言われた
あいつは離れていった
俺がゲイだったから
一人になった
悲しかったよ
高校になると
俺はまた恋をした
こんな俺がって分かってるけど
でも好きになった
今度は両思いだった
俺からは絶対に
告白しないって決めてたら
向こうから言ってくれた
付き合うことになった
元カレ(カノ)
奏太
奏太
元カレ(カノ)
奏太
奏太
奏太
元カレ(カノ)
奏太
あいつはいつでも笑顔だった
そんなところに惚れたし
尊敬した
でもあの笑顔には
裏があった
あいつはいじめられてた
俺と付き合ってたから
あいつが俺がゲイだったから
だったら俺をいじめろよ
でももう遅かった
あいつが死んだ後
いじめられてたことを知った
閉じ込められる
蹴られる
殴られる
ものを捨てられる
暴言を吐かれる
ハブられる
そんなことを毎日受けていた
なんでこんなことになるんだろう
あいつが死んだあと
俺は学校に行かなくなった
気づけなかった申し訳なさ
助けられなかった罪悪感
押し潰されそうだった
人に逢うのが怖かった
でも一応勉強はしてたから
大学には行けた
そんなときに出会ったのが
蒼ちゃんだった
また恋をしてしまった
死のうか迷った
でも怖かった
俺は弱いから
死ぬことさえも出来なかった
蒼ちゃんは
俺に生きる勇気を与えてくれた
自分がいじめられてるのに
蒼ちゃんは自分のことは
二の次だった
かっこよかった
俺はまた尊敬した
蒼ちゃんと過ごした日々
すごい楽しかった
蒼ちゃんは
俺たちに感謝してる
って言ってくれたけど
俺は蒼ちゃんに感謝してる
蒼士
蒼士
奏太
蒼士
奏太
蒼士
奏太
拓実
拓実
小学生の頃には
もういじめられてた
なんで俺がいじめられなきゃ
いけないんだろうって
何度も何度も思った
死のうとも思った
一回自殺未遂したこともあった
運悪くなのか
運良くなのか
俺は生きてた
毎日毎日泣いて
なんで死ねないんだろう
神様って不平等だな
もう一回やったら
死ねるかなって
もう一回やろうとした
でも今度はギリギリで
止められて
俺、ここで気がついた
まだ小学生なのに
まだ10年しか生きてないのに
なにしてるんだ
明るい未来があるかもしれないって
でも中学になって
またいじめっ子と
おなじ学校だった
だから同じようにいじめられて
高校生になっても
運悪く同じ学校になって
またいじめられた
三度目の自殺未遂をした
いや今度は他殺とでもいうのかな
いじめの一貫として
飛び降りることを
強制させられた
また生き延びてしまった
少しの間入院して
母にたくさん叱られた
でもなんで俺が
死のうとしたのか
聞こうともしてくれなかった
学校に行かず
家に引きこもるようになった
ご飯もまともに食べず
健康が保てなくなった
また入院した
ご飯を食べてなかったからか
病院食を食べた時
すぐに吐いた
この時が一番辛かったと思う
いや、いじめてきた奴らと
会わなくてよかっただけ
マシかも
大学になって
蒼士に逢った
でも蒼士は
"いじめられてた"
"俺"みたいに
他の人に俺みたいに
辛い思いしてほしくなかった
だから少しでも手を差し伸べたかった
俺の前
俺たちの前では
笑ってくれた
初めての恋が
男だったから
気づいたとき
すんごいびっくりした笑
でもとっても幸せで
楽しかった
蒼ちゃんにコクったとき
すんごい顔真っ赤になってて
可愛かった
あぁこれからは
もっと大切にして
もっと幸せにしてあげよう
って思えた
俺の生きる意味になった
蒼士
蒼士
蒼士
拓実
拓実
拓実
奏太
奏太
幸汰
幸汰
蒼士
蒼士
奏太
奏太
奏太
奏太
奏太
コメント
3件
あ… わぁお重い(´;ω;`)