ぴくと
ぴくと
目の前にある椅子にドカッと座る。
今日は少し気が立っているようだった。何をしても、イライラする。
窓に差し込む、日の光でさえも鬱陶しい。
ぴくと
ぴくと
ぴくと
コツ… コツ…コツコツ…
カチャカチャ… ギィィ…
南京錠が外され、重い鉄の扉が開かれる。
いつもと変わらない、淡々と話す口調。
感情を俺に見せまいとする行動が、仕草がうざったい。
ぴくと
ぴくと
睨み付けると少し怯えた様子でこの部屋から去っていった。
そしてまた、ここに閉じ込められる。
ぴくと
ぴくと
今の心情を言葉にして、少しでも感情を安定させようとする。
ぴくと
言えば言うほど、心の中の黒い靄は濃く、黒くなっていく。
ぴくと
ぴくと
その黒い靄が、心の全てを覆った時、俺の意識は途絶えた。
任セて、ぴクト…。
コメント
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マイリスト失礼します🙇♂️