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62 - 俺のせい

♥

492

2025年08月29日

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新しい曲のフレーズについて話し合っていた

若井

…で、そこのリフをもうちょっと派手ひして欲しいんだよ

若井

涼ちゃん聞いてる?

涼架は上の空で、若井の言葉が耳に入っていないようだった

若井

ねぇ、分かってる?

涼架は小さく頷くだけで、視線はキーボードの鍵盤に落ちたまま

涼架

ん、分かってるよ

涼架

いいんじゃない、今のままでも

どうして真剣に聞いてくれないんだよ、 俺だって、涼ちゃんとの時間もこの曲も全部真剣なんだよ

若井

適当に返事しないでよ

若井

真剣に話してるんだから!

涼架は若井から少し体をそらす

涼架

ごめん、ちょっと疲れてて

涼架の顔色がいつもより青白いことに気づいていたが、この日の若井は許せなかった

若井

疲れてるからって、プロとしてそれはないだろ

若井

バンドに集中してないなら、ここにいる意味ないじゃん!

涼架は若井から視線をそらし、唇をきつく結んだ

涼架

…ひろ…と…ッ…は、僕の気持ちなんて、何も分かってない

涼架がぽつりと呟いた

その声は小さかったが、は若井の耳にはっきり届いた。

若井

は?俺が何も分かってない?

若井

冗談言うなよ!

若井

おれは…俺は…っ…

若井

涼ちゃんのこともバンドのことも真剣に考えて…

涼架の目は焦点が合ない

若井は言葉の途中で、涼架の肩に手を置き揺さぶった

若井

おい!真剣に話してんだよ!ちゃんと目見ろよ!

頼むから、俺を見てくれよ。 目をそらさないでくれ…!

若井

いい加減にしてくれよ…!!

若井は軽く涼架の肩を押した

涼架

はぁ…は、ぁっ

その瞬間、涼架の体がまるで糸が切れたかのようにぐらりと揺れ床に倒れ込んだ

え…?嘘だろ…?そんな、強く押したか…?

若井は自分の行動に驚き、慌てて涼架の元に駆け寄る

若井

涼ちゃんっ!

涼架

…っ、はぁ…はぁ…

涼架の呼吸は荒く、顔は赤くなっていた

額には大粒の汗がにじみ、触れると異常な熱さだった

若井

熱ッ…

若井は、自分がとんでもないことをしてしまったと、全身の血の気が引くのを感じた

若井

涼ちゃん、しっかりしろ!どうしたんだよ…!

若井は震える手で涼架の体を起こそうとするが涼架の意識は朦朧としているようだった

涼架

っけほ……ごほっ……はぁ、はぁ……!

涼架

…っ、はぁ…ひろ…と…っ…ごめん…

か細い声で謝る涼架に若井の胸は締め付けられた

涼ちゃんは、こんな状況でも俺のこと気遣ってくれてる。それに比べて、俺は…

若井

謝るな!俺が、俺が悪かった…!

若井は震える声でそう言い、すぐに救急車を呼んだ

病院

医者

藤澤さんの関係者の方ですか?

若井

はい、そうです

医者

処置は終わりました。藤澤さんの容体は安定しています。

若井

本当ですか!?

若井

良かった、、

医者

はい、ただ

医者

検査した結果、数日前から風邪であまり体調が優れてない状態でしたね、

医者

その状態で無理をして疲労とストレスでさらに熱が上がり容態が悪化してしまった感じです

医者

安静が大切なのだ数日は入院してもらいます

若井

は、はい

医者

なので、手続きをお願いても?

若井

それは、はい

病室で眠る涼架を見つめ、若井は自分の身勝手さを痛感する

もっと早く、涼ちゃんの体調に気づいてあげるべきだった

言葉ではなく、態度で示されるサインに気づいてあげるべきだった。

俺のくだらないプライドのせいで、、

若井

ごめん…、本当に、ごめん…

若井はただただ涙を流しながら謝った

涼架の睫毛が揺れてゆっくり瞼が開く

涼架

ひろ、と…

若井

⁈!

涼架は弱々しい手で、若井のほほにそっと触れた

若井

涼ちゃん…

涼架

滉斗、僕、大丈夫だから

若井

…大丈夫じゃないだろ。俺が、俺のせいで…

涼架

滉斗の気持ち、分かってるから、

涼架

でも、僕は大丈夫だよ

若井

ごめん。本当に、ごめん…

若井

もう、具合悪いの隠さないで、

涼架

うん、分かった

涼架をぎゅっと抱きしめる

涼架

ひろ…とっ、、ありがと…

若井

グスッ…怖かった、、居なくなると思った

若井

もう、離さないから

涼架

ひろと…

涼架にキスをする

涼架

…っ、ん……っ♡

若井

…ッ

若井

ゴクッ♡

ガラッ

元貴

うーす

元貴

お見舞いきたよ〜涼ちゃん〜って

ガバッ

若井

?!

涼架

も、もときっ!

元貴

あら〜、俺、お邪魔?

沈黙が流れる

元貴

これお見舞い置いてくから

元貴

まぁ、涼ちゃん元気そうでよかった(意味深〜

涼架

////⁈

若井

え、ちょっ、、もう行くのかよ

元貴

あぁ、ほら打ち合わせついでに寄ったからさ

若井

俺も行くよ

元貴

いいよ、病み上がりの涼ちゃん一人にするの可哀想でしょ?

若井

まぁ、それは

元貴

じゃ、涼ちゃんお大事に〜

涼架

あ、え、ありがと

元貴

あ、お二人さん、病院だからイチャイチャは程々にね?♡

元貴

意外とドア薄いからね〜♡

涼架

〜〜〜〜っ////

若井

は?ちょっ、おい元貴、お前いつから聞いてっ

元貴

さ〜?

元貴

じゃ

バタン

若井

……

涼架

…///

若井

あー、最悪だ

髪をかきあげる

涼架

え?

若井

元貴に涼ちゃんの喘ぎ声聞かれてたとか、

涼架

へ、///そ、そっち?

涼架の耳元で囁く

若井

涼ちゃん、ここでは我慢してあげるけど帰ったら…ね?

涼架

〜〜〜〜っ////

顔を両手で覆う

リクエストありがとうございました!

♡待ってまーす!
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492

コメント

4

ユーザー

こういうの好き、なんかりょつぱがイチャイチャしてるところにもっくんが来るのおもろい、(?)

ユーザー

この話ダントツで好きかもです…!!最初は「?!」となりましたが…最後の最後でニヤニヤしましたよぉ…

ユーザー

とっても素敵なお話ありがとうございます✨️ 次も楽しみにしてます!

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