テラーノベル
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新しい曲のフレーズについて話し合っていた
若井
若井
涼架は上の空で、若井の言葉が耳に入っていないようだった
若井
涼架は小さく頷くだけで、視線はキーボードの鍵盤に落ちたまま
涼架
涼架
どうして真剣に聞いてくれないんだよ、 俺だって、涼ちゃんとの時間もこの曲も全部真剣なんだよ
若井
若井
涼架は若井から少し体をそらす
涼架
涼架の顔色がいつもより青白いことに気づいていたが、この日の若井は許せなかった
若井
若井
涼架は若井から視線をそらし、唇をきつく結んだ
涼架
涼架がぽつりと呟いた
その声は小さかったが、は若井の耳にはっきり届いた。
若井
若井
若井
若井
涼架の目は焦点が合ない
若井は言葉の途中で、涼架の肩に手を置き揺さぶった
若井
頼むから、俺を見てくれよ。 目をそらさないでくれ…!
若井
若井は軽く涼架の肩を押した
涼架
その瞬間、涼架の体がまるで糸が切れたかのようにぐらりと揺れ床に倒れ込んだ
え…?嘘だろ…?そんな、強く押したか…?
若井は自分の行動に驚き、慌てて涼架の元に駆け寄る
若井
涼架
涼架の呼吸は荒く、顔は赤くなっていた
額には大粒の汗がにじみ、触れると異常な熱さだった
若井
若井は、自分がとんでもないことをしてしまったと、全身の血の気が引くのを感じた
若井
若井は震える手で涼架の体を起こそうとするが涼架の意識は朦朧としているようだった
涼架
涼架
か細い声で謝る涼架に若井の胸は締め付けられた
涼ちゃんは、こんな状況でも俺のこと気遣ってくれてる。それに比べて、俺は…
若井
若井は震える声でそう言い、すぐに救急車を呼んだ
病院
医者
若井
医者
若井
若井
医者
医者
医者
医者
若井
医者
若井
病室で眠る涼架を見つめ、若井は自分の身勝手さを痛感する
もっと早く、涼ちゃんの体調に気づいてあげるべきだった
言葉ではなく、態度で示されるサインに気づいてあげるべきだった。
俺のくだらないプライドのせいで、、
若井
若井はただただ涙を流しながら謝った
涼架の睫毛が揺れてゆっくり瞼が開く
涼架
若井
涼架は弱々しい手で、若井のほほにそっと触れた
若井
涼架
若井
涼架
涼架
若井
若井
涼架
涼架をぎゅっと抱きしめる
涼架
若井
若井
涼架
涼架にキスをする
涼架
若井
若井
ガラッ
元貴
元貴
ガバッ
若井
涼架
元貴
沈黙が流れる
元貴
元貴
涼架
若井
元貴
若井
元貴
若井
元貴
涼架
元貴
元貴
涼架
若井
元貴
元貴
バタン
若井
涼架
若井
髪をかきあげる
涼架
若井
涼架
涼架の耳元で囁く
若井
涼架
顔を両手で覆う
主
主
コメント
2件
とっても素敵なお話ありがとうございます✨️ 次も楽しみにしてます!
病室の壁薄いのかぁ〜。ほ〜ん。じゃあ、2人の病室の前でずっと立ってよ