てんてんしゃん

ある、初夏の日だった。

二階に居た私は、

階段を駆け降りた。

桃ちゃんというのは、

お母さんの友達の子供。

幼稚園児で、良く、

一緒に遊んだり、お散歩に行く。

そんな事があって、

私は桃ちゃんと、遊ぶ事に

なった。

その後、桃ちゃんと、

公園に行ったり、

お散歩をしたりした。

そう言うと、

近所に建てられた、

新築の一軒家を指差した。

その瞬間、

その一軒家のベランダの

物干しが、ｶﾞｼｬﾝと、大きな音

をたてて落ちた。

次の日

ﾃｸﾃｸｯ

すると、こんな声がした。

ﾎﾟｰｰﾝ！

トスｯ……

その瞬間、

外の桜の木が、

ﾊﾞｷﾘｯ！

と音をたてて折れた。