主
主
主
主
主
knmc
knmc
knmc
knmc
くろのわ
ズキリと痛む腹も気にせず
ただ前を見据える
結局
最後はこうなるんだと
僕の中の誰かが囁いているようで
吐き気がした
kzh
kzh
kne
knmc
そう言う彼らが
何だか眩しく思えて
僕は
グサッ
そっと
目を閉じた
くろのわ(kzh)視点
あの人はもう
俺の知っているもちさんじゃない
その事実が
酷く心を荒らした
だけど
このまま放っておくなんて出来ないと
まだ間に合うと
必死に訴えかける自分がいた
knmc
knmc
knmc
knmc
kzh
だから
諦めたような、疲れきったような
初めて見る彼の姿に
叶も俺も動揺した
kzh
kzh
kne
一筋の光が、希望が見えた気がして
つい期待してしまった
knmc
いつものように
鈴の音を転がすように笑ったもちさんに
安心した
いや、油断したんだ
kzh
グサッ
ニコリと笑った彼の目に
光は無かった
くろのわ(kne)視点
真っ赤な血に染まった彼を見た時
正直泣きたくなった
僕にナイフを握らせた時も笑っていた君は
今
動揺を隠せずにいる
knmc
knmc
knmc
knmc
kne
そう呟いた彼に
酷く驚いた
kzh
…葛葉も同じ気持ちのようだ
kzh
kzh
kne
葛葉の問いかけに僕自身もハッとする
やっと通じ合えたと
いつものもちさんに戻るかもしれないと
knmc
いつもの笑い声
ただただ嬉しくて
その違和感に気づけなかった
グサッ
床へと近づいて行く彼に
手を伸ばせど、届かなくて
目を閉じる瞬間の彼は
酷く寂しそうな笑みを浮かべていた
コメント
8件