お父さん
ベッドルームにいるかい?
クロエ
そうよパパ、どうしたの?
お父さん
家の鍵は全部閉まっているかい?
クロエ
知らないよ...
クロエ
下の階にいないの?
お父さん
いないよ
お父さん
パパの話を良く聞くんだ...
お父さん
窓の外を見てごらん。
お父さん
下に男がいるだろう?
クロエ
怖がらせないでよ。
何が起こっているの?
何が起こっているの?
お父さん
いいから見るんだ!!
クロエ
え、パパあれは何?
お父さん
男から目を離さないでクロエ!
クロエ
男って何?!
お父さん
もし、あいつが君にメールを送って来ても返事したらダメだ。約束するんだ!
クロエ
何?!何でメール何て送って来るの?
お父さん
約束して!
クロエ
分かった、でも... もしパパがいないなら...
クロエ
何で外にいるってわかるんだい?
クロエ
パパ?!?!
お父さん
それは重要じゃないんだ。
お父さん
大切なのは...
お父さん
君が男から目を離さないということなんだ。
お父さん
君が彼のことを見ていれば...
お父さん
彼は、動けないんだ。
クロエ
そんな馬鹿みたいな話聞いたこと無いよ!
お父さん
でも本当のことなんだ
クロエ
何なのよこれ...
クロエ
セーフルームに行くわ。
お父さん
ダメだ!
クロエ
何で?!
お父さん
安全じゃないからさ...
クロエ
だったらセーフルームだなんて呼ばないでよ!!!!
クロエ
何が辛いか分かる。
クロエ
パパにメールを送りながら彼のことを見張ることだよ!
お父さん
それならメールを送り返すのをやめたらいいじゃないか!!
お父さん
ただ彼を見張ればいいよ
お父さん
今家に向かっているところだよ。
クロエ
何なのよ、これ...
お父さん
そうだよなごめんな
お父さん
ただパパのことを信じてくれ。
クロエ
信じてるよ、でも...
お父さん
分かるよ、怖いのは、分かるよクロエ...
クロエ
違うの...
クロエ
私一瞬目を離したの。
クロエ
そしたらいなくなっちゃたの!
お父さん
本当かい?
クロエ
本当よ
クロエ
森から私のことを見上げて