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有沢嶺
お母さん私のスマホってどこだっけ？
お母さん
そこにあるでしょ？
お母さん
急にどうしたの？
お母さん
お母さんだなんて？
いつもお母さんって呼んでたから
クセで…
有沢嶺
なんでもないよ！ママ！
MINEとかかれた木の板が
ぶら下がっている部屋に
はいった。
有沢嶺
私…どうなっちゃうんだろ
有沢嶺
スマホは…
有沢嶺
指紋認証かな？
有沢嶺
あっ開いた
有沢嶺…か
有沢嶺
ん？このトーク
有沢嶺
宮上律？
有沢嶺
このこと毎朝学校に行ってるんだ
有沢嶺
あだ名はりつるん…
トークしておく…か
有沢嶺
りつるん！明日何時だっけ！？
宮上律
もう〜嶺ったら！
宮上律
7時5分でしょ！
宮上律
明日は私が嶺の家まで
宮上律
行くから！
有沢嶺
忘れちゃってた〜
有沢嶺
ごめんごめん！
有沢嶺
おっけー！
不安がいっぱいの中
とても怖い中
どこかでこのこの人生を
楽しんでしまっている
私がいた。
有沢嶺
おやすみ。
朝が来た。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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