Dom🎹×Sub🙂①
ピヤノ
初めて四人で会ったとき ピヤノは直感的にわかった
ピヤノ
ピヤノ
ケラケラと笑いながら イタズラを考える二人を見て
ピヤノはスマイルに視線を移す
スマイルは我関せずといった様子で ボードゲームの説明書を読み込んでいた
ピヤノ
ピヤノ
ピヤノ
ピヤノ
ピヤノはみんなにバレないように 小さくため息を吐いた
ピヤノはDomだ
Domだがレベルが一等低かった
ダイナミクス性の診断で クラスが盛り上がった時
Glare対決が流行した
その時――
ピヤノは誰にも勝つことができず
校内で最下位のDomの烙印を押された
それからピヤノは 周囲のDomに敏感になり
こうして傍にいるだけでも
誰がDomなのか わかるようになってしまった
カードゲームを遊んでいる最中も 時折Glareを感じて
ピヤノは縮こまっていた
ちらっと二人の様子を窺うと
Glareを出しているのは どうやらAkiraの方だった
ピヤノ
ピヤノ
あれに当てられれば ピヤノは強く出ることができない
ピヤノが小さくため息を 吐こうとしたその時――
シャークん
シャークんがAkiraに声をかけた
Akira
シャークん
Akira
シャークんはAkiraを連れて 部屋から出て行った
ピヤノとスマイルはそれを見送った
ピヤノ
ピヤノ
スマイル
廊下に出ると 二人の話し声が聞こえてきた
Akira
シャークん
Akira
Akira
Akira
シャークん
シャークん
Akira
Akira
Akira
Akira
シャークん
ピヤノ
どうやらシャークんは 無自覚にGlareを出すAkiraを
注意していたようだ
さっさとトイレに行って ピヤノはリビングに戻った
リビングには まだスマイルしかいなかった
ピヤノ
スマイル
スマイルから返事はなく
ピヤノはスマホをいじりながら スマイルの様子を窺った
スマイルはソファに座っていて
背もたれにもたれて 腕を組んで目を閉じていた
少し汗をかいているようにも見える
ピヤノ
ピヤノ
スマイル
スマイルはすぐに目を開けた
スマイル
ピヤノ
ピヤノ
スマイル
ピヤノ
ピヤノ
スマイル
ピヤノ
ピヤノ
スマイル
スマイル
ピヤノ
スマイル
びくっ――!
ピヤノが褒めると スマイルが過剰に驚いた
ピヤノ
スマイル
スマイル
ピヤノ
ピヤノ
ピヤノ
ピヤノ
ピヤノは視線を感じてスマイルを見ると
スマイルは目を丸くして ピヤノを見つめていた
ピヤノ
ピヤノ
スマイル
ピヤノ
スマイル
ピヤノ
ピヤノ
スマイル
ピヤノ
ピヤノ
スマイル
スマイルは背筋をぴんと伸ばした
ピヤノは驚いた
ピヤノ
Akira
するとようやく Akiraとシャークんが戻ってきた
シャークん
シャークん
スマイル
Akira
ピヤノ
ピヤノ
ピヤノ
その後はAkiraも Glareを出すことはなく
楽しくゲームをすることができた
シャークん
ピヤノ
スマイル
シャークん
二人がリビングから出て行って
Akiraとピヤノは 二人で帰る準備を始めた
後片付けをしている最中 Akiraが飲み物をこぼしてしまった
Akira
ピヤノ
Akira
Akira
ピヤノ
二人は後片付けを終えたが
シャークんとスマイルが 戻ってこなかった
ピヤノ
Akira
Akiraはスマホを見ていた
ピヤノが廊下に出ると――
ひぃっ――!
小さな悲鳴が聞こえた
ピヤノ
慌てて声がした方に駆け付けると
スマイルの両腕を掴んでいる シャークんがいた
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