今日は楽しい七夕祭り。
そんな中、私は…。
怪しい人に路地裏へと 誘導されていたのでした…。
…私、どうなっちゃうんだろう
…死んじゃうの…かな?
もし、そうなら…。
しょうがない、よね…。
…いやいや、私、 何諦めてんの…!?
諦めちゃ駄目じゃん!?
私は大丈夫、私は大丈夫、
私は大丈夫、
?
私は大丈夫、
?
紫
?
?
紫
紫
?
?
?
紫
?
?
…覚えてない?
…って事は…。
私…この人と…。
会ったこと…あるの!?
?
?
?
紫
紫
紫
…仁くん。
いつも伊織くんと 一緒に居た後輩くん。
そんな、仁くんが…
…どうして…?
仁くん
仁くん
仁くん
仁くん
紫
…これは、様子がおかしい…!
…仁くん…。
キレる寸前…!?
仁くん
仁くん
仁くん
仁くん
紫
仁くん
仁くん
仁くん
仁くん
仁くん
仁くん
仁くん
仁くんは、ポケットから 刃物を取り出す。
…まさか…!?
…逃げたい…!!
…けど。
怖くて足が動かない…!?
…どうしよう…。
…ん?
黒と黄色の身体。
ブーンブーンという音を立てて 舞い上がる…。
あれは…。
紫
仁くん
仁くん
仁くん
仁くん
紫
紫
スズメバチは、
一瞬私の方を見る…。
…やられる!?
…と思ったら。
仁くんの方に飛んで行く…。
…いつもは怖いはずなのに。
その時会ったスズメバチは…
不思議と怖くなかった。
…なんだか。
瞳の色が、光樹くんに 似てるかも?
なーんて。
そんな訳ない!!
伊織くん
伊織くん
伊織くん
伊織くん
紫
紫
伊織くん
伊織くん
伊織くん
伊織くん
伊織くん
伊織くん
伊織くんが、小さな声で
ぽつりと呟く。
…でも、聞こえてしまった。
2人を…という言葉。
紫
伊織くん
真剣な表情を浮かべていた 伊織くんの顔は
いつの間にか、笑顔で。
…あれ?
…待って…?
紫
伊織くん
光樹くん
光樹くん
…ずっと。
ずっとずっと…!!! 聞きたかった…。
私の大好きな…
この声。
ずっと。
ずっとずっと見たかった…
私の大好きな…
悪戯っぽい笑顔。
紫
光樹くん
光樹くん
紫
光樹くん
光樹くん
…こ、これって…!?
光樹くん
紫
紫
この時の光樹くんの笑顔は
今でも鮮明に覚えている。
…いつもとは違って…。
飛び切りの、最上級の…
光樹くんの…笑顔。
私はそれが、大好き…!!!
伊織くん
伊織くん
光樹くん
光樹くん
伊織くん
伊織くん
伊織くん
伊織くん
伊織くんは、光樹くんを 後押しするように
光樹くんの背中を 優しく押す…。
光樹くん
光樹くん
光樹くん
光樹くんは、頬っぺたを ほんのりと赤くする。
…可愛いな…。
そして。
沢山の美しい花々が
夜空に咲き乱れる。
りんご飴が艶々と美味しそうに輝く、りんご飴の屋台。
赤い着物を身にまとった金魚達が輝く、金魚すくいの屋台。
ついさっき見た世界なのに。
光樹くんの居ないあの時とは 打って変わって
…何もかもが…。
輝きに満ちた世界。
これは…。
美しい花火を見ているから…?
…それとも。
君が居るから…?
光樹くん
光樹くん
紫
紫
光樹くん
光樹くん
さっきの最上級の笑顔とは また違った…
光樹くんの真剣な瞳の色。
光樹くん
光樹くん
光樹くん
光樹くん
光樹くん
紫
光樹くん
光樹くん
光樹くん
光樹くん
光樹くん
光樹くん
光樹くん
光樹くん
…えっと…?
ユカリノコトガスキダ…?
その言葉を解読するのには、 少し時間がかかった。
紫
紫
光樹くん
光樹くん
光樹くん
光樹くん
光樹くん
光樹くん
光樹くんから受けた、 真っ直ぐなプロポーズ。
最初はびっくりしたんだ。
…だけど。
私も、光樹くんへの気持ちに 薄々気づいていたから。
…はい、と答えた。
あの日の光樹くんの笑顔と。
光樹くんの、真っ直ぐな言葉。
それは。
…私たち夫婦の、 大切な思い出…。
…光樹くん。
…大好きだよ。
コメント
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どんどん、最終回を迎えてく.......寂しいですね。でも、すごく素敵な物語でした!!
光樹君ーーーーーー!!!! 紫ちゃんーーーーー!!!! おめでとう!!🎊 末永くお幸せに!! みかんちゃん、最後まで最高だったよ! ほんとに素敵なストーリーをありがとう!