みなさん おはようございます!!!
そしてそして
すーーーーーっごく お久しぶりです🙃
なかなか話が書けなくて 長い期間休んでました🥺
連載のお話がかけそうにないので のびのび待っててくれると ありがたいです
代わりにるぅころの お話をそっと添えておきます
ていうかみなさん バーチャルライブとか アリーナツアー行きます??
切実に絡んでくれる方 求めてるので良かったら 仲良くしてください🙇🏻♀️
語り合う友が 身近にいなくてさみしい!!!!
という、ぷ。の 私情は置いといて
良ければ 読んでってくださいなっ
よろしくどーぞ!
こくん
るくん
こくん
そういう君はテレビの1番 よく見える位置に座った
制服をまとった 最近人気の俳優さんたちが 青い春を演じている
上手く行きそうになれば 邪魔者が現れたり 上手くいかなくなれば やっとお互いの気持ちに 気づいたり
主人公は女の子で 割と在り来りな 恋愛が描かれている
でも僕はこの映画が好きだ
ひたすらに真っ直ぐな 好きという気持ちに 葛藤する恋心は
何処か自分と似ていて 自然と重ねてしまう
こくん
るくん
こくん
恋愛映画に興味ないと 言っていたはずなのに
飲み物をとることさえも 惜しんで
目線はテレビに釘付けのまま 右手を伸ばして 飲み物を求めていた
るくん
こくん
1度もこちらを見ない君に 少しだけ寂しさを覚えて
ちょっとした いたずらごころが働いた
冷蔵庫から度数の高い お酒を取り出して 氷の入ったコップに 流し込んでいく
るくん
こくん
さっきまで差し伸ばされていた 右手はいつの間にか クッションを抱きしめていた
相変わらず映画に夢中だ
まるでわんちゃんみたいな きゅるきゅるした瞳が 瞬きもせずに 映画を映し出している
るくん
こくん
見とれてたなんて 言えない
僕はきっと この映画で言う 当て馬に過ぎないから
報われない運命
この役を全うせねば ならないのだから
乾いた洗濯物を抱えて クローゼットがある部屋へ 移動した
するとTシャツを 手に取った瞬間 何かが地面へ零れ落ちた
銀色のリングだった
手に取ってさびていてないか 確認して机の上に置いた
るくん
気づいた時には遅かった
手遅れになって 今更になって
いつだって そう呟いていた
大好きな君のことも
るくん
リビングに戻ると 君はソファで眠っていた
るくん
音楽も映画も漫画も
君が好きなものなら 何故か僕も好きになった
だけど僕が好きなものを 君は好きにならない
一方通行
行き場のない僕の好きは たった1人で抱え込むしかなくて
孤独をまとっていた
るくん
眠り続ける横顔を眺めて 涙がにじむ
せめて1秒でも 君に振り向いて欲しかった
いつだって僕は 君を見ていたのに
目が合わない事実だけが 僕の心を蝕んで
まるで、諦めろと 告げられた気分だった
こくん
こくん
るくん
るくん
るくん
そう口にしたとき 僕の心臓は ズキズキと痛みだした
そっか、聞いてなかったのか
君は映画に夢中で 僕の声なんか 届いていなかった
思い返せばいつも そうだった
僕の言葉は いつもかき消されてしまう
それも、ただの映像ごときに
気づかなければよかった
知らないフリで いつものように済ませたかった
自分が気づかないように
これ以上傷つかないように
だけど今日は何故か 堪えられるほどの 余裕を持ち合わせていなかった
こくん
こくん
るくん
るくん
るくん
哀れだった
こんな感情的になって
大好きな人の前で こんな姿を晒すなんて
最悪だ
こくん
こくん
そんなこと知ってるよ
ずっと君の隣にいたんだもん
夢中になったら とことんやり尽くして
子どもっぽい
そんなところが 好きだから
るくん
素直になれなくて また君に悲しそうな顔を させてしまった
気まづく思ったのか 君は机の上に置かれた コップを手に取り
一気に飲み干した
るくん
こくん
こくん
目を丸くして かたまる君は可笑しかった
るくん
つい口元が緩んだ
こくん
僕を見つめる 君の方がよっぽど 笑顔だった
見てるだけで こっちまでこころが穏やかになる
神様や魔法なんかより よっぽど効果がある
こくん
こくん
こくん
こくん
るくん
なんかちょっと わかる気がする
綺麗に見えて 案外主人公以外の人の 立場って辛かったりする
でも主人公の特権なのだから 仕方のないことだ
こくん
こくん
こくん
当て馬
その言葉を聞いて こころがドキッとした
こくん
るくん
こくん
こくん
るくん
こくん
意外だった
君が声をかければ 誰だって喜んで しっぽを振ると思ってた
僕が君のことを 好きっていう
私情を挟んでるからかも しれないけど
るくん
こくん
アルコールがまわって きたせいなのか
君の頬がほんのり 赤らんでいた
るくん
こくん
地雷だと分かっていながら 聞かずにはいられなかった
頬杖をつきながら 君は少し黙った
時計の針が音を立てて 気にならなかった 冷蔵庫の音がよく響く
真っ暗なテレビの液晶越しに 君を見つめていると
ふと目が合って 優しく笑いかけられて
ハッとしてすぐに 目を逸らした
こくん
こくん
こくん
僕の中で何かが 崩れていく音がした
僕と君は不釣り合い
分かっていたけど 現実をいざ突きつけられると 逃げてしまいたくなる
当て馬の僕には 主人公の君に 選ばれる未来はないんだと
痛感した
酷く自分が惨めに思えてきて
今なら助演男優賞 とれそうなんて
くだらないことを考えていた
るくん
るくん
るくん
今できる精一杯の 作り笑顔を君に向けた
助演なりに 完璧に演じなければ
こくん
こくん
るくん
空元気におどけて 見せようと 君の方を振り返ると
そこには涙を 流している君がいた
るくん
るくん
るくん
なんだか僕も泣きたくなって
キッチンへ逃げようとすると
るくん
突然腕を引っ張られ
気づけば君の腕の中にいた
るくん
こくん
こくん
るくん
君の目は真っ直ぐで 真剣だった
こくん
こくん
驚いて上手く言葉が 出なかった
こくん
こくん
笑いながら泣く君は 酷く美しかった
これが映画の ワンシーンだったら
今は切ないBGMが かかるんだろうな
でも君も僕も 当て馬なんかじゃなかった
るくん
こくん
るくん
るくん
目を丸くして 今度は君が言葉を失っていた
るくん
今までの人生の嫌なこと
悲しかったことも 苦しかったことも
我慢したことも 無理したことも
すべてが報われたように 嬉しかった
こくん
優しく君の腰に手を回した
この温もりを ずっと求めてた
手放しちゃいけない 幸せをかみ締めて
僕らはようやく
ハッピーエンドを迎えた
コメント
29件
ぶくま失礼します!! どたいぷです!!🫶
マジですげえ