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テラーノベル(Teller Novel)

ぬっし

お久しぶりです
最近投稿サボってごめんなさい
最近蘭春よりハイキューの角名北がきていて

ぬっし

なのでこんかいはすなきたです

MOB

角名の恋人ってどこいんの?

角名倫太郎

んーお花がいっぱいのとこ?

MOB

なんで疑問形

MOB

てか地元にそんなとこあんだね

角名倫太郎

うん

MOB

いつも何聞いとんの

角名倫太郎

んー?好きな音

MOB

聞かせて

角名倫太郎

無理(即答)

MOB

えー

倫太郎の背後にまわる

MOB

とった

耳につける

『角名』

声だった すごく落ち着いた声

角名倫太郎

返せ

角名倫太郎

もう一度してみろ殺すからな

MOB

な、なぁあの声って

角名倫太郎

MOB

角名倫太郎

殺されてぇの?

初めてこんな低いトーンで名前を呼ばれた

首を振ることしか出来なかった

俺は毎日毎日恋人の写真や録音を眺める何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も聞く

俺が恋人を忘れないために

俺のせいで死んだ北さんを忘れない為に

高二の時俺は来さんと付き合い始めた 初めは苦手だっただけど隙をみつけようと写真や動画を取っていく度北さんに堕ちていた それからきたさんがユニフォームを手にして泣いた瞬間俺は北さんに惚れた

付き合ってからも、いや、付き合ってから余計にきたさんを写真撮ったり動画に収めたりした

北信介

なんやまた撮っとんのか

角名倫太郎

いいじゃないですか。きたさんの画像手元に欲しいんですよ

北信介

本物の俺がおるのに、か?

拗ねたような顔をして倫太郎の袖をつまんだ

角名倫太郎

え、は?

北信介

冗談や

角名倫太郎

そんなんどこで覚えてきたんすか

北信介

あはは

角名倫太郎

ねぇ!?

すごく幸せだった

だけど

北さんは俺を庇って死んだ

蒸し暑い日 きたさんとデートに出かけていた。 外では手を繋いだりはしないができるだけ寄り添うようにしていた

それに気づいたのは俺だった

背後から来る自転車 スピードをゆるめることなく俺たちの方に近づいてくる 俺はすぐきたさんをつき飛ばそうとした

けれどそれは叶わなかった

どん

大きな音とともに北さんは俺の視界から消えた

最愛の恋人から赤い赤い液体が出ていた

角名倫太郎

いやだいやだきたさん

北信介

す、な?

角名倫太郎

北さん喋らないでください今から助けますから

北信介

す、な

角名倫太郎

だから!

「 」

かすれた言葉 俺だけに聞こえたその言葉を最後に北は目を閉じた

北信介

なぁアラン頼み事あるんやけど

アラン

なんや?

北信介

俺がもし死んだら角名のこと頼むわ

アラン

……何言うとんねんお前これから死ぬ予定でもあんのか?

北信介

別にそうゆう訳やないけど人間いつ死ぬかわからんやん

北信介

……自惚れとちゃうけど角名は俺に依存しとる。もし、事故かなんかで突然俺が死んだら後追いしてきそうやん

アラン

有り得そうで怖いわ

北信介

せやからもし俺が死んだら『生きて幸せになれ』ってゆっといてくれ

アラン

……まぁ一応聞くけど角名も信介も死ぬのはおじいちゃんなってからやで

北信介

それが一番幸せやろなぁ

お通夜の後のご飯は角名は食べずに部屋にひきこもった

アラン

お前ええ加減にせぇよ
お前も死ぬ気か

角名倫太郎

……

アラン

信介はお前に生きて幸せになれゆうとったんや

角名倫太郎

北さんがいつそんなことを?

アラン

……万が一俺がなんかあったらお前に伝えてっておまえがあとおいしやんように

アラン

なぁ信介の願い叶えてやってくれや

角名倫太郎

そうですね、そうっすよね
俺叶えます北さんの願い

あぁ寒い

俺もう死ぬんやな

北信介

す、な

角名倫太郎

だから!

北信介

角名!!

だけど想定していた言葉と違う言葉が出た

代わりに出たのは角名の幸せを無視し自己本位なことば

北信介

生きろ
俺が死んでも俺を忘れんと生きてくれ

なんや俺も人(角名)のこと言えんくらい執着してたんやろな

角名倫太郎

あぁ、北さん、愛してます

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