ぬっし
ぬっし
MOB
角名倫太郎
MOB
MOB
角名倫太郎
MOB
角名倫太郎
MOB
角名倫太郎
MOB
倫太郎の背後にまわる
MOB
耳につける
『角名』
声だった すごく落ち着いた声
角名倫太郎
角名倫太郎
MOB
角名倫太郎
角名倫太郎
初めてこんな低いトーンで名前を呼ばれた
首を振ることしか出来なかった
俺は毎日毎日恋人の写真や録音を眺める何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も聞く
俺が恋人を忘れないために
俺のせいで死んだ北さんを忘れない為に
高二の時俺は来さんと付き合い始めた 初めは苦手だっただけど隙をみつけようと写真や動画を取っていく度北さんに堕ちていた それからきたさんがユニフォームを手にして泣いた瞬間俺は北さんに惚れた
付き合ってからも、いや、付き合ってから余計にきたさんを写真撮ったり動画に収めたりした
北信介
角名倫太郎
北信介
拗ねたような顔をして倫太郎の袖をつまんだ
角名倫太郎
北信介
角名倫太郎
北信介
角名倫太郎
すごく幸せだった
だけど
北さんは俺を庇って死んだ
蒸し暑い日 きたさんとデートに出かけていた。 外では手を繋いだりはしないができるだけ寄り添うようにしていた
それに気づいたのは俺だった
背後から来る自転車 スピードをゆるめることなく俺たちの方に近づいてくる 俺はすぐきたさんをつき飛ばそうとした
けれどそれは叶わなかった
どん
大きな音とともに北さんは俺の視界から消えた
最愛の恋人から赤い赤い液体が出ていた
角名倫太郎
北信介
角名倫太郎
北信介
角名倫太郎
「 」
かすれた言葉 俺だけに聞こえたその言葉を最後に北は目を閉じた
北信介
アラン
北信介
アラン
北信介
北信介
アラン
北信介
アラン
北信介
お通夜の後のご飯は角名は食べずに部屋にひきこもった
アラン
角名倫太郎
アラン
角名倫太郎
アラン
アラン
角名倫太郎
あぁ寒い
俺もう死ぬんやな
北信介
角名倫太郎
北信介
だけど想定していた言葉と違う言葉が出た
代わりに出たのは角名の幸せを無視し自己本位なことば
北信介
なんや俺も人(角名)のこと言えんくらい執着してたんやろな
角名倫太郎
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