正直、俺はいるまが羨ましかった。 5人全員にチヤホヤされて、、、、 俺だって、この1ヶ月くらいに何回も体調崩したよ。 でも、その度にいるまが目に入ってしまう。 俺はまだマシなんだ。 いるまは大変なんだ。 俺なんかメンバー誰も見てくれていないんだ。 そう感じていた。 もちろん体調悪いのは自分から言わないと、 周りも気づくわけがない。 そんな事はわかりきっていた。 なのに、、、 気づいて欲しいと思う自分と、我慢しなきゃ。 って言う自分どちらもいた。 その結果、、、 何もしていないLANに冷たくなってしまった。 理由はどれも意味がわからないことばかりだ。 いるまの側によくいたから、リーダーは頑張らないといけないから。 俺の事を一番見てくれていなかったと感じたから。 など、俺が感じた『嘘』ばかりだ。 そんな事でLANが体調崩してるのは、 俺が一番最初に気づいたと思う。 なぜなら、いつ冷たくしようか、何をすれば嫌がるのか。 考えながら見ていたから。 気づいたのに、声もかけずにほっといった。 それに、すちまでも巻き込んだ。 すちの精神もそうとう追い込められていただろう。 俺が今、謝ることのできない一番の理由は、 『俺のことも気づいて欲しかった』 と言う願いはまだ叶えられていないから。
完結
第三章に続く
コメント
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初コメ失礼します! 一気見させていただきました。 素敵な作品をありがとうございます! 続きが楽しみです。無理しない程度に頑張ってください!