- 侑 side -
バレー部入部初日。
ある先輩が居た。
その人は、初対面の俺に めっちゃ厳しくしたり
毎日毎日うるさくて…
正直、鬱陶しかった。
俺は、怒られるために バレー部入ったんやないって…
そう、思っとった。
…でも、時が過ぎて行く内に、 何故かそれが嬉しくなって…
その人にだけ、怒って もらえるのが幸せやった。
俺は、そん人に 恋したんやろな…
俺は、いつものようにバレーをする…
北信介
宮侑
宮侑
北信介
宮侑
こうやって、貴方と会話 できるのが単純に嬉しくて…
毎日楽しかった。
今、北さんは俺だけを見ている…
見てくれているっ…!!
そう考えると、興奮してきて
気付けば、北さんに 依存していた…
幸せ…やったのに…
香
北信介
宮侑
____香。
お前が現れてからや…
お前が現れた時から、 全てがおかしくなったんや…
お前が見に来っとったんは、 北さんなんやろ…!!
俺のっ…
俺だけの北さんやったのに…!!
北信介
北信介
宮侑
香
…正直、こんな奴邪魔やった
出来ることなら、もう 北さんから離れて欲しかった
…でも、俺は気付いてしまった
このまま、現実を見せて やればいいんや…!!
北さんになんてお前 みたいなモブは似合わないって…
興味なんてあるわけないって…
現実を、見せ付けてやろう と思ったんや…。
宮侑
北信介
宮侑
北信介
北さんも驚いとった…
やっぱり、コイツが嫌いなんやな…?
なのに…
なのにっ!
北さんの事を考えながら、
いつものように靴箱に入っている ラブレターやらなんやらを捨てる…
…だって、俺には北さん しか居らんし♡
こんなん貰うんやったら、 北さんからの愛情が欲しいわ…
…そりにしても、香って奴…
早く、北さんから離れんかな…
宮侑
北信介
宮侑
宮侑
北信介
北信介
北信介
宮侑
北信介
宮侑
これで分かった。
北さんは、本当にアイツ が嫌いなんやって…!!
これで、やっとアイツに 現実を見せ付けられる!!
これで、やっと_____。
北信介
北信介
宮侑
北信介
宮侑
宮侑
北信介
宮侑
宮侑
ああ、そうかっ…
北さんが俺を好きなわけ 無いかっ…
…でも、俺は北さんが大好きやから
手伝いますよっ…何でもっ…
北さんのためならっ…何でも……
香のせいで、 全て変わってしまった。
北さんも、角名も、治も、 北さんの人生も、皆の人生も…
そして、俺も…
そうや、香さえ居なければ
コイツさえ居なければ、 何にも変わらなかったんやっ…
何も変わらず、変わらない 幸せな日々を…
ずっと送れていたんや。
…コイツさえ居なければっ…
だから、だからっ…
宮侑
香
宮侑
宮侑
もちろん、香を憎んでた。
香が好きな北さんも、 変わってしまった北さんも…
こんな自分さえ憎んでいた…
でも、香の憎みの裏には
゙嫉妬゙って言う言葉があって…
…俺は、そのたった 三文字を言えなくて…
全部、全部全部全部 香のせいやっ…!!
そうやって、人のせいにしか出来ない自分が一番憎かったかもしれん…笑、
コメント
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続き楽しみにしてます^^
名前かわよ、