太宰side
数年前〜数ヶ月前
△△
や、やめてくれ!
△△
俺が何をしたって云うんだ!!
太宰治
何をしたも何も、あの子と関わった時点で、ねえ?
△△
あの子って誰だよ!
△△
やめてくれ!お願いだ!
△△
やめッ
バンバンッ
□□
な、何でこんな事を…
太宰治
彼女を手に入れる為だよ
たくさん殺した。
□□
もう彼奴とは関わらないから!だから!
計画立てて、何年も前からゆっくりじっくり。
太宰治
一度でも彼女と関わったら駄目
彼女が男を好きになる度に。
彼女が逢瀬をする度に。
□□
あ"がッ…
彼女に詛いと"思い込ませる"為に。
そう、彼女に詛いなんか無い。異能でもない。
彼女の異能は触れた者の寿命を、 触れただけ減らすものだから。
太宰治
ふふ、ご免ね
其れも之も全部、彼女を手に入れる為。
波紅〇〇
、
私の胸の中で静かに涙を流す彼女。
やっと「好き」と云った。 やっと手に入った、私の愛しき身。
此処まで長かった。
太宰治
( 絶対離さない )
fin𓂃◌𓈒𓐍