れなみん
れなみん
れなみん
れなみん
れなみん
れなみん
れなみん
れなみん
第4話
崩れる音が、聞こえた
今日はいつもより、天井が遠く見えた
ジャンプしても届かない気がして
足に力が入らない。
影山
日向
声だけはでかく出せる
俺は太陽だし
元気なふりをするのは得意だ、
練習が終わるころ
日向
モブ
モブ
モブ
日向
日向
バレーもやってない人達が
たまに俺の悪口で来るようになった
日向
視界が滲む
ボールを追い続けた汗が涙かも
分からない
影山
影山
日向
声が震えた
自分でもわかった
影山はまた眉をひそめる
日向
日向
影山
逃げるように体育館から飛び出す
背中から"仲間たち"の声が聞こえた
振り返ることは出来なかった
誰もいない廊下
日向
足が止まる
肩が上下する
日向
息ができない、
日向
日向
頭の中で声が響く
『いらない』
『邪魔』
『チビ』
日向
その言葉が、ナイフみたいにささる
日向
日向
震える手を握る
涙が止まらない
日向
自分自身に言っているのか
誰に向けてかも、
わからなかった。
"ただ、"
壊れていく心の音だけが
"やけに響いた"
コメント
6件
あぁぁ、、壊れちゃったぁぁぁ!? あの、、明日誕生日おめでとう(?)