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オスマン帝国
ウィーンの夜。
僕は、彼の都内に来ていた。
今日は、約束の日。
正直食べてしまいそうだから断りたかったけど、
まぁ...抑制剤も飲んだし大丈夫だろう。
オーストリア
背後から、そんな静かな夜に不釣り合いな元気な声がする。
______彼だ。
オスマン帝国
オーストリア
オスマン帝国
敵の本土だからか、少し緊張してる...気がする。
だけど、今回の彼の香りはなんだかあの時より落ち着いてる気がする。
こんなに近づかれても、あの強い衝動は襲ってこない。
抑制剤の効果なのかな?便利だなぁ。
オーストリア
オスマン帝国
子供のように走る彼の後を追いかけるように、僕も走る。
この時は、このときだけはただ、個人として"楽しい"と感じた。
オスマン帝国
オーストリア
あれから、ちょっとした個室で、お茶会を楽しんでいた。
最初の緊張はどこへやら、すっかり肩のちからが抜けて、
彼への食欲も支配欲も、初対面の時よりかは薄れていた。
オーストリア
オスマン帝国
オーストリア
オスマン帝国
あれから関わって色々調べたところ、いくつかわかったことがある。
まず、オーストリアと誰に対してもこんな感じらしい。
初対面の人や国とはまず仲良くなって、個人的な交流もして、
距離感も割と僕との距離感とおなじ感覚だった。
あと、彼はどうやらおしゃれ好きなようで、きれいなアクセサリーに見たこともない香水、メイク商品に、服なんかにも拘りが見られた。
オーストリア
オスマン帝国
オーストリア
オスマン帝国
オーストリア
オスマン帝国
その時だった。
不意に、彼のカップが大きく揺れた。
_______落ちる。
でも、この机を挟んで反対側だ。
僕が動いても、間に合わない。
そう思ったときには、
行動は、完了していた。
オスマン帝国
気がついたときには、彼のカップを抑えていた。
彼にまだ一滴もかかっていなかったら、別にいいけど...
…僕って、こんな早く動けるんだ。
オーストリア
オスマン帝国
オーストリア
本当に...子供みたいな人だ。
面白くて、子供っぽくて、元気で、
それでいてどこか優しい人。
オーストリア
楽しいお茶会は、その後も続いた。
オスマン帝国
長いようで短いお茶会が終わって、数刻後。
僕はまた、彼に送り出されていた。
オーストリア
オスマン帝国
手を振り、自国へと足を運ぶ。
どこか、名残惜しい。
もっと話していたかったなぁ。
オスマン帝国
気がつけば、そんな言葉を吐いてしまうほど、楽しんでいたらしい。
まぁ、偵察がてら、ちょくちょく行くのも悪くはないだろう。
僕はスキップしたい気分で、自国へと向かった。