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青春とはこのことですね。 私の青春はいつ来ることやら()
なんか、こう...少年感が溢れ出てていいと思いました!!(本当に語彙力がなくてすいません..)
今回からお題貰ったやつ書いていきます
題材「夏」
ジジジジジジジジッ
きりやん
屋上に居ても聴こえてくる止まない蝉の声
きりやん
この五月蝿い環境音が初夏を感じさせられ、余計に暑苦しく思う
彼らもこの時期にしか生きていられない短い命なのだろうが、めいっぱいに鳴かれると周りに迷惑だと思わないのか
と、愚痴じみたことを思う
申し訳ないが俺は嫌い
きりやん
俺はふと彼の名を無意識に零す
その瞬間
シャークん
きりやん
突然背後から彼が飛び付いてきた
きりやん
シャークん
俺の驚いた表情を見て彼はウシシシと笑う
シャークん
シャークん
彼は反省してなさそうな謝罪をし、俺に冷たいペットボトルをヒョイッと投げた
きりやん
俺はそう言いながらすぐさまキャップを捻る
シャークん
きりやん
シャークん
きりやん
きりやん
シャークん
きりやん
俺は彼の笑顔の前でキャップを開けたドリンクをグイッと口に流し込む
きりやん
きりやん
シャークん
シャークん
俺のボケに冷静淡々と言葉を走らせる彼
きりやん
きりやん
俺はその返答に 「シャークんらしい」と思いながら 彼の方を向く
きりやん
俺が隣にいる彼の方へ目線を向けると
明らかにいつもとは少し違う彼の姿が瞳に飛び込む
シャークん
彼は俺と共にフェンスに寄りかかって座っており
余程暑いのか、ネクタイを校則にかかるギリギリまで緩めていて
首元が横からちらっと見えてしまう
それに、少し日焼けしているか、彼の頬は綺麗な桃色が映えていた
肌から滲み出る汗も なんか、少し────
きりやん
シャークん
シャークん
きりやん
きりやん
シャークん
ジジジジジジジジッ
きりやん
きりやん
シャークん
きりやん
は? 俺何言っちゃっての?
ついに夏の陽気に絆され始めたか俺の頭は
男に「なんかいいと思う」ってなんだよ
てかグッときちゃったし、なんなん?
あー!もう! 絶対キモイと思われたじゃん!!
シャークん
きりやん
やばいどう言い訳しよう...
俺が頭を真っ白にしてそれだけを考えている時
シャークん
きりやん
シャークん
シャークん
なんだ
彼には聴こえていなかったのか
きりやん
だったら良かった
シャークん
シャークん
それなら俺も何事も無かったようにしておこう
さっきの一瞬の揺らぎで、きっと、気の所為だから
きりやん
きりやん
きりやん
いつも通りにそう笑顔を向ける
シャークん
彼は少し不満そうだが、しょうがない
きりやん
ジジジジジジジジッ
きりやん
きりやん
俺は蝉の声を横目に彼に声をかける
シャークん
そう言って俺達は錆びたドアに向かって歩き出す
きりやん
きりやん
きりやん
シャークん
シャークん
きりやん
シャークん
きりやん
俺のこの一瞬の揺らぎが彼への特別な感情であることに気づくのは
また別のお話────
※続編を匂わせてますがこれ限りでお開きになります()