美由紀
あ、手紙来てる!
美由紀
何だろ…
ポストの中には、黒い封筒が入っていた。
美由紀
黒い封筒?不気味だし、怖いな…
美由紀
誰からの手紙かな?
差出人の所には、
美由紀
う、嘘でしょ…?
友香の名前が、はっきり書かれていた
友香と言うのは、私の親友の名前だ。
見間違いなんかじゃなかった。
ちゃんと友香の字だった。
美由紀
でも…
友香は去年に死んだ。
私も親から知らされた時はびっくりした。
なのに……
美由紀
なんで手紙が…!
美由紀
まあ、親友の友香からの手紙だし…
美由紀
ここは読まなきゃね。
その中身は、
美由紀ちゃん、元気? 私は元気だよ。 また会いたいな… 待ってるね 友香より
と言う、ありきたりな内容だった。
美由紀
やっぱり、誰かのいたずらか…
だって、
美由紀
何より、友香を殺したのは私だもん。
美由紀
普通、自分を殺した人に、
美由紀
こんな手紙…書くわけないでしょう?
手紙をグシャグシャに丸めて、 ゴミ箱へと投げた。