一覧ページ

バンドパロ 5部

第9話 - トラブル

1,450

2023年07月05日

#ジョジョ

#ジョジョの奇妙な冒険

梅

〜対バン当日〜

ライブハウス

リゾット

やっぱりライトは少し暗く…

ジョルノ

ライブの演出調整でしょうか

ブチャラティ

あぁ、見せ方とかは人それぞれだからな、この時にどうするとかも大事だ

ブチャラティ

演出をよく見せるのもバンドをより引き立たせる方法の一つだ

ブチャラティ

今は luce oscura 担当で次俺たちだ

ブチャラティ

俺はもうライトとか決めているから後は練習に使おう

ナランチャ

あいつらよりもっと演出かっこよくしようぜッ！

ミスタ

おー例えばどんな感じよ？

ナランチャ

えっ！そ、それはよ〜

ナランチャ

ドーン！！でバーン！！だろッ！

アバッキオ

語彙力どこに行ったんだ…

フーゴ

アバッキオ、こんなバカに求めても何も出ませんよ

ナランチャ

なんだとぉ〜？！

プロシュート

うるせぇてめぇらッ！少しは静かにしやがれッ！

ナランチャ

ひぇッ！

ミスタ

相変わらずだなプロシュート…圧がすげぇ

ジョルノ

(彼は確かモデルとしても有名なプロシュート、gt担当だったな)

ホルマジオ

あらら〜早速怒られてんじゃん

イルーゾォ

はっ、ざまぁねえな

ジョルノ

…………

ジョルノ

(あの人たちと戦うことになるのか…)

ジョルノ

(だが、実力は予習してる、相手も強い)

ジョルノ

(頑張らなくては)

ナランチャ

はー、ライブまで後2時間だとよ、時間あるぜー？

フーゴ

その2時間が大事なんだぞ

ナランチャ

そういえばおめー俺達バントの中でいつも1番早く来るよな、いつから来てるんだ？

フーゴ

僕は10時間前に来ています

ナランチャ

10時間前？！

ミスタ

はえぇな？！

アバッキオ

フーゴは精神統一するために早く来るんだよ

フーゴ

ここの場所の感覚、前練習に来たがやはり慣れないからな

フーゴ

よりいい音色を出すためだ

ナランチャ

はえー……じゃあ俺もこれからはそれくらいに来る！

フーゴ

やめておいた方がいいですよ、貴方すぐ集中が無くなるでしょう

ナランチャ

お、俺だって平気だし！

アバッキオ

つかそろそろ腹減ったろ、軽食だが作ってきたぞ

ミスタ

よっしゃー！！アバッキオの飯だァ！

ブチャラティ

栄養は補給してて損は無い、貰っておこう

ジョルノ

……

ブチャラティ

ジョルノ？、スコアをじっと見つめてるがどうかしたか？

ジョルノ

いえ、歌詞はちゃんと覚えてるのですが……

ジョルノ

収録とは違って一発勝負、音程を外すか心配で…

ミスタ

そっか、おめーは初めてのライブだもんな

アバッキオ

初めてのライブが対バンは中々だな

ナランチャ

まぁいつも練習してるみたいに行こうぜ！俺たちならできるって！

フーゴ

そうですね、貴方の出す歌声は僕の想像以上に成長した

フーゴ

前はまるで僕たちの音に簡単に重ねたような歌声だった、もちろんその時も上手でしたが

フーゴ

けど、今は僕たちの音に寄り添い、繋がっているような筋の通った歌声、今の実力なら必ずあいつらに勝てます

ブチャラティ

皆お前を信頼してる

ブチャラティ

だが身構えしなくていいんだ

ブチャラティ

俺たちらしく行こう

ジョルノ

ふふっ、そうですね

ジョルノ

じゃあ早速ぶっ通しで20回練習しましょうか

ミスタ

それはいくらなんでも多いっての！

そして本番がやってきた

ミスタ

人多いなぁ！

アバッキオ

今回のイベントは唐突だから1万人しか呼べなかったそうだ

ジョルノ

い、1万人でもなかなかですね……

ブチャラティ

それだけ俺達と敵側のチームの知名度があるってことだ

ナランチャ

あー！！早く俺たちの出番来ねぇかなー！

ナランチャ

俺この熱気が好きなんだよ！！

アバッキオ

俺たちは後半だ、前半は luce oscura だからな

ミスタ

さーて、お手並み拝見ってやつだな

ジョルノ

(ポルナレフさんがきっかけというのもあってバンドの勉強もしているから、これを機会に色々観察してみるとするか)

彼らが出てきた瞬間、一斉に声が挙がった

ジョルノ

(この盛り上がり……すごい)

リゾット

………… luce oscura だ

リゾット

じゃあ早速聴いてくれ…

リゾット

俺たちの音を

音楽が流れて客の盛り上がり度がすごかった

リゾット

♪ーッ！！！

ジョルノ

(リゾットさん、シャウトが上手い…)

ジョルノ

(と言うより、音に乱れもない…)

ジョルノ

(正に完璧って言葉が似合う)

ジョルノ

(何より………)

ジョルノ

すごい……ライブってこんなに迫力凄いんですね

ブチャラティ

ふふ、だろう？ライブはすごいんだ

ブチャラティ

ライブでしか出ない音が出て……俺はそれがすごく好きなんだ

ジョルノ

……………早く、歌いたいです

ブチャラティ

俺も同じ気持ちだ

リゾット

…ありがとう、次は splendore だ

ブチャラティ

準備はいいか、お前ら

ミスタ

おう！

ナランチャ

なーなー皆で円陣しようぜ！

アバッキオ

円陣…？なんでだよ

ナランチャ

いいじゃん円陣！エンジン！

ナランチャ

今回は新しくジョルノも来たんだし！

ナランチャ

俺やりてぇ〜ッ！

ジョルノ

ふふ、じゃあやりますか

フーゴ

全く…仕方ないですね

ミスタ

じゃあさ、掛け声はブチャラティがやってくれよ！

ブチャラティ

俺か？

ナランチャ

いいな！リーダー頼むぜ！

アバッキオ

おいおい……無茶ぶりすんな、ブチャラティ嫌なら言えよ

ブチャラティ

大丈夫だアバッキオ、実は俺もこういうの憧れてたしな

アバッキオ

マジか…

ブチャラティ

じゃあ行くぞ！お前ら

｢｢｢｢｢｢おーッ！｣｣｣｣｣｣

ジョルノ

皆さんこんにちは、そして初めまして splendore です

ジョルノ

僕は皆さんと会うのが初めてで、今すっごくドキドキしています

ジョルノ

けど、今日は楽しんでくださいね

ジョルノ

では聴いてください……

曲が流れ、周りが盛り上がる

ジョルノ

〜♪！！

ジョルノ

(あぁ…声がするすると出る、すごい…！)

ジョルノ

(もっと、もっと歌いたい！)

ジョルノ

(………………ん？)

ライトに違和感を感じ、上を見るとジョルノの真上のライトが揺れていた

ブチャラティ

ジョルノッ！危ないッ！！

ジョルノ

？！

ブチャラティは察知したのか、ライトが落ちてくる寸前でジョルノを庇った

ガシャン

嫌な音が響き、沢山の悲鳴が響いた

ジョルノ

ブチャラ…ティ？

ジョルノ

ブチャラティッ！

ブチャラティ

だ、大丈夫だ……破片が背中に当たっただけだ

ブチャラティ

ぐっ……

アバッキオ

おい、救急車！救急車呼べ！

アバッキオ

早くッ！！！

ミスタ

お、おう！わかった

リゾット

大丈夫か

ブチャラティ

リゾ…ット

リゾット

無駄に喋らない方がいい、余計出血も出るし危険になるぞ

リゾット

ライトとそのガラス破片が刺さってる…

リゾット

傷は……思ったより浅いな

リゾット

プロシュート、お前たちはスタッフ達と一緒に客を誘導しろ

リゾット

狙いは splendore だと思うが、客に被害が出るかもしれん

プロシュート

わかった、二人とも行くぞ

ホルマジオ

へいへい、しょーがねぇなぁ

イルーゾォ

世話の焼ける奴らだなったく

フーゴ

貴方達…なんで

リゾット

フーゴ、救急箱が楽屋に置いてるはずだ、取りに行ってくれ

フーゴ

わっ、分かりました！

リゾット

アバッキオとミスタで他の上のライトを確認、出来れば機材なども見てくれ

ミスタ

りょーかい、アバッキオ行こうぜ

アバッキオ

…………

ミスタ

アバッキオ！

アバッキオ

あぁ…

リゾット

ナランチャはここにいろ、何かあって俺が手をつけれない時に誰かいないと困るからな

ナランチャ

ジョルノ、怪我…してねぇか？

ジョルノ

はい、ブチャラティのおかげで

ナランチャ

良かったぜ……お前も怪我してたら………

ジョルノ

ナランチャ、大丈夫ですよ僕は

ナランチャ

うん…

フーゴ

救急箱です

リゾット

分かった、そのままアバッキオ達と一緒に機材確認してきてくれ

フーゴ

分かりました

フーゴ

それとお水も持ってきたので良かったら

リゾット

助かる、他の奴らにも渡してやれ

フーゴ

はい

フーゴ

…………………ブチャラティ

ナランチャ

ほらよ、ジョルノ

ジョルノ

ありがとうございます

ジョルノ

……なんでこんな事が

リゾット

俺もこんなことは初めてだからな、正直なんとも言えないが

リゾット

……こんなことをした奴を許すことはない

ジョルノ

そういえば、貴方すごい慣れてる感じがしますが…

リゾット

俺は元々そっちの専門も学んでいた、多少のことはできる

リゾット

……よし、できるだけの事はした

リゾット

ブチャラティ、声出せるか？

ブチャラティ

……喋、る

リゾット

もう少しで救急車は来るはずだ、それまで安静にしておけ

ナランチャ

つーかよ…なんでこんなにしてくれるんだよ

ナランチャ

てめーら、俺らの敵じゃんか

リゾット

敵よりまず俺たちは同じ事務所の仲間でもある

リゾット

それにライバルだとしても、嫌いでは無い

プロシュート

それに俺らはお前らの音は悪くねぇと思ってるしな

ジョルノ

プロシュート…

プロシュート

みんな避難させておいたぜ、

リゾット

助かる、こっちも終わったところだ

ホルマジオ

つか、ほんとに大丈夫かよこれ…せっかくのライブだったのに

イルーゾォ

再開できそうにもねぇな、これは

ナランチャ

そんな…

ホルマジオ

お前らの曲聴きたかったのに…はぁーあ、犯人見つけたらぶっ飛ばすか？

イルーゾォ

そうするか

ジョルノ

(なんか物騒なこと言ってる……？！)

プロシュート

おい二人とも

プロシュート

俺の殴る分も用意しとけ

ジョルノ

(いやそこは止めてくださいッ)

プロシュート

俺の弟分もおめーらのファンだからよ……こんなの許せるわけねーよ

ジョルノ

…………………………

ジョルノ

(皆、僕らの事そんなふうに思ってくれていたんだな…)

結局ライブは中止になり終わったのだった

続く

バンドパロ 5部

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

1,450

3件

あっもう神ッ！ストーリー構成が神ってるッ！神すぎて眩しいッ！

わ"ｧ"ｧ"ｧ"ｧ"ｧ"ｧ"ｧ"ｧ"ｧ"ｧ"ｧ"ｧ''ｧ"ｧ"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 待ってましたｧｧｧｧｧｧｧ⤴︎︎︎ もう、最高♡♡ ありがとうございますｩｩｩｩ😭

梅

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。