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前から声が聞こえて、
思い出してきた高校時代から目が覚める。
周りはレトロな感じで、
でもお洒落なカフェで、
目の前にある机には
彼と私の2つのコーヒーカップが置かれていた。
私は彼、
雄登くんの呼び掛けに苦笑いしながら頷くと、
雄登くんはまた安心したかのように話し出した。
那須雄登
那須雄登
ゆうか
ゆうか
那須雄登
那須雄登
那須雄登
那須雄登
那須雄登
ゆうか
那須雄登
大学の時、
声が出ない私に優しく話しかけてくれた雄登くん。
私の周りにいた人は、
何で話さないのかとコソコソ話されていたけど、
雄登くんは違うくて。
雄登くんと一緒に居ると落ち着いて、
いつの間にか一緒に居るようになった仲。
失声症を話せば、
最初は戸惑っていたけどちゃんと理解してくれた。
那須雄登
那須雄登
ゆうか
那須雄登
那須雄登
ゆうか
ゆうか
ゆうか
"なんなんだろう"
その一言で丸く収められたら楽なのに。
本来なら、
"思春期が終わるまでに"
とか、
"あるストレスが解放されたら"
とかで治る失声症。
それが大人になった今、
治らない理由が私の中で検討がついてるくせに。
那須雄登
那須雄登
雄登くんは失声症の話題が出る度にこう言うけど、
雄登くんには解決できない事。
ゆうか
ゆうか
失声症が治らない理由。
思い出したくもない過去だけど、
こびりついて離れない、
過去の1部。
彼との後悔は、
どうすれば無くなるのかな。
コメント
5件
続きがきになるぅぅーーーー
神作でしかないです♡((((
これ最近好きなんだよなぁ(((( 雄登くん優しすぎてすこ((((