空
どっ、どうしたの?
梓弓
うっ、ゴホッゴホッ
梓弓
そ、ら?保健室に連れてって、、、
空
うっ、うん!分かった
保健室
梓弓
苦し、、、
空
どうしたの?ほんとに
梓弓
待って少し休ませてくれる?
空
分かった
しばらくして
梓弓
落ち着いた、、、
空
大丈夫?
梓弓
うん
梓弓
今時間は?
空
3時10分
梓弓
やっぱりか、、、
空
なにが?
梓弓
丑三つ時をすぎてること
梓弓
僕、昔から霊的な物に敏感なのは知ってるよね
空
知ってるよ
梓弓
そう、丑三つ時になった途端に急に立てなくなって
梓弓
気分が悪くなったんだ
梓弓
その後鬼頭先生が近くまで来て
梓弓
そしたら余計に気持ち悪くなった
梓弓
あと先生が刀を持ってた
空
刀?
梓弓
うん
梓弓
それで襲われそうになったから精一杯
梓弓
階段の近くまで逃げたんだ
空
だからあそこに居たんだ
梓弓
鬼頭先生から強烈な何かを感じた
空
強烈な何かって?
梓弓
うーん、例えば
梓弓
"呪い"とか
空
呪い?
梓弓
それに匹敵するものだね
空
先生どうしちゃったの?
梓弓
それは僕にも分からない
梓弓
父さんが居れば分かるけど
空
梓弓のお父さんは神社の神主さんだったよね?
梓弓
そうだよ
梓弓
だから霊的なものには詳しい
空
そっか、、、
梓弓
休んでる暇なんてない
梓弓
早く行こう
梓弓
下手したらあの2人先生に、、、
空
梓弓はもう少し休んでなよ
空
僕1人で行くから
梓弓
ダメだ!
梓弓
馬鹿な事を言うな
梓弓
今は怪異に近い事が起きてる
空
どうゆう事?
梓弓
怪異は何が起きるか分からない
梓弓
少し離れただけで別の空間に行く可能性もある
梓弓
最悪、そのまま戻れず黄泉の住民になってしまう可能性だってある
空
そうなの?
梓弓
うん、だから単独行動は危ない
空
なんで怪異に近いものが起きてるの?
梓弓
丑三つ時ってのもあるだろうけど
梓弓
おかしい、こんな簡単に怪異が起きるはずがない
梓弓
(もしかしたら裏で誰かが?いや、まさかね)
梓弓
(そんな事が出来るのは神に近いもの呑みだろう)
梓弓
うーん、根本的なのは分からないな
梓弓
でも、僕の身体がここまで過剰反応してしまうって事は
梓弓
ヤバイ事に変わりない
空
分かった、じゃあ一緒に行こう
2階廊下
梓弓
ふぅ、、、
空
大丈夫?無理せず
梓弓
心配しないで大丈夫
空
っ、
空
先生だ、僕達を探しているみたい
梓弓
隠れよう
空
うん
3の1ロッカーの中
梓弓
少し苦しくなってきた
梓弓
先生が近づいて来てるかな?
空
そうだね
鬼頭先生
ここにも居ないか
鬼頭先生
梓弓ーこっちに行ったのは分かってるぞー?
空
、、、
空
良し離れてったナ
梓弓
ロッカーから出よう
空
ウン
空
そうだネ
梓弓
(先生が離れたはずなのに気分が悪い)
梓弓
(ん?まさか、、、)
梓弓
(嘘でしょ、、、)