オオカミと人間

俺たちは、翌日有名な心霊スポットである𓏸𓏸森に行くことに。 この後起きる事も知らずに……

いくら待っても、友達の姿が見えない。 場所は合っているはずなんだけど…？ さすがに森ひとりで待つもの嫌だから車にひとまず戻ろう。

車に戻ろうとした時、自分の車が無くなっていることに気づいた。 エンジンつけっぱなしだったから、誰かに盗まれた？ そんなはずは無い、なんせここは人気のない森だぞ？そして心霊スポットだよ？ え、まって帰る手段がない 夜に森を歩き回って帰ろうとしても迷子になってしまう どうしよう

ｶﾞｻｶﾞｻ

その男は、ニコリと笑うと、俺の手を引き森の中へと連れ込んだ。 こんなに心霊スポットをノコノコと… もしかして住人か？ ありえない、ここは人が住む場所では無いはず、そんな環境でもない… 立ち入り禁止という看板まであるくらいだぞ？ この人、何者なんだ…？

こうして、俺は予想外れの人と少しの間かもしれないが、暮らすことに。 暮らすと言っても森の中で草枕に覆われながら寝るサバイバル系の暮らしになるが これからの人生もきつくなりそうだ。