TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

東風商店街

木瀬 或守

あわ、白黒くん待ってぇ~。

桜 遥

……

木瀬 或守

待ってぇ……

桜 遥

あ"ーー!!もう!!おっせぇな、!

木瀬 或守

ひゃん……そんなに言わなくてもいいのにーぐすぐす、《 泣き真似 》

桜 遥

え、あ、おい…
泣くなよ、

木瀬 或守

えへ、泣いてませーん

木瀬 或守

心配してくれたの~?
白黒くん優し~ねぇ、

桜 遥

……っは…!!?

桜 遥

っ……//

木瀬 或守

あはっ、かわいー、笑

パン屋

ようあんちゃん!

桜 遥

!?

パン屋

パン食わねえか?
焼きたてだぜ!

桜 遥

え……なんで…

パン屋

なんでってそりゃあ、

パン屋

風鈴の子にはいつも助けて貰ってんだ
少しはお返ししたいじゃないの!

パン屋

昨日ここで大立ち回りしてた子よねー

桜 遥

っ、!!//

桜 遥

い…今腹減ってない…し…

パン屋

ええ、じゃあさじゃあさ!!

八百屋

リンゴ持っていかないかい?

精肉屋

コロッケ持っていけや

酒屋

おっちゃんと酒で勝負しねーか?

桜 遥

……《 沢山物を持っている 》

木瀬 或守

あは、白黒くんモテモテ~笑

桜 遥

う うるっせ、!!

木瀬 或守

そのパンひとつ貰っていーい?

桜 遥

はっ、!?
これはオレの…

木瀬 或守

いーじゃん、白黒くん
今お腹減ってないんでしょ?

木瀬 或守

ひょいっとな《 パンを食べる 》

桜 遥

あ、おい、!!

桜 遥

~~~~~!!

木瀬 或守

~~笑

女の人

あのっ、!!!

桜 遥

のぉおわぁ!!?
《 持っていた物を投げる 》

木瀬 或守

うおっ、もったいない。
《 全てキャッチ 》

女の人

風鈴の方達ですよね!!
助けてください!!

桜 遥

!?

木瀬 或守

ズザァァァ

楡井 秋彦

くっ……

不良グループ 一員

あーあ、せっかく楽しく女の子と
おしゃべりしてたのに

不良グループ 一員

なぁーんで邪魔すんの?

楡井 秋彦

お、女の子は!!
嫌がってたじゃないっすか!!

不良グループ 一員

ええー、なにそれ
言いがかりじゃん!

不良グループ 一員

ボウフウリンとか名乗って
街守るとかほざいてるけど

不良グループ 一員

どう見たって守られる側だろ御前w

《 不良が楡井の    横を通り過ぎようとする 》

不良グループ 一員

……

楡井 秋彦

……っ
《 不良の足を掴んでいる 》

不良グループ 一員

おい
まだわかんねーのか?

不良グループ 一員

お前にヒーローなんか無理だよ

不良グループ 一員

きゃははw帰って母ちゃんに慰めてもらえw

楡井 秋彦

っ……

楡井 秋彦

( 諦めないっす…諦めたくないっす…

不良グループ 一員

おっとぉ……

不良グループ 一員

あのなぁ?そろそろオレも怒るよ?

楡井 秋彦

~~~~~~

不良グループ 一員

え?なんて?

楡井 秋彦

人を傷つける者
物を壊す者
悪意を持ち込む者

楡井 秋彦

何人も例外なく
ボウフウリンが粛正するっす!!!

あっはっはっは

不良グループ 一員

口上叫んで強くなれんのは
戦隊番組だけだ

楡井 秋彦

っ……《 掴む力を強くする 》

不良グループ 一員

……

不良グループ 一員

いい加減離せ!!!

不良グループ 一員

しつこいんだよ!!

楡井 秋彦

ゔ…

不良グループ 一員

ボウフウリンだか
ボウフウウだか知らねーけどな

不良グループ 一員

粛正されんのは
お前ぇのほうだぁ、!!!
《 手を振り上げる 》

楡井 秋彦

……っ…

ボ カ ッ ッ ッ

楡井 秋彦

……はっ…

桜 遥

……《 不良に飛び蹴りした 》

楡井 秋彦

あでッ……《 転ぶ 》

楡井 秋彦

……なんでお前が…
オレを助けるんすか……

桜 遥

……

不良グループ 一員

何してくれてんだてめぇ!!

不良グループ 一員

その制服お前も風鈴か!!

不良グループ 一員

お仲間が助けに来たはいいが
まさか1人か!?

桜 遥

助ける?仲間?

桜 遥

勘違いすんなボケ…

桜 遥

弱いくせに強いと
カン違いしてる奴が気に入らないだけだ

桜 遥

吐き気がする。

不良グループ 一員

なんだとこのクソガキがぁぁっ、!

不良グループが 多数で襲い掛かってくる

楡井 秋彦

ひとりじゃ無理っす、!

木瀬 或守

…はいざんねーん♡
《 不良の1人に飛び蹴り 》

不良グループ 一員

ぐはっ…!?

楡井 秋彦

……!!或守くん!

桜 遥

オレの敵だ!!

木瀬 或守

いーや。ボクにもやらせてよ。

木瀬 或守

にれくんを傷つけた分だけ。

桜 遥

……ほとんどじゃねぇか?

木瀬 或守

あはっ、そーかも、笑

不良グループ 一員

仲間割れかぁっ、!?

桜 遥

話に入ってくんな。
《 不良を殴る 》

木瀬 或守

えー、すごーい!
じゃあ次ボクね~

楡井 秋彦

……???

楡井 秋彦

……す、凄い……

楡井 秋彦

(一瞬だった……ほんとに一瞬…

木瀬 或守

にれく~~ん!!
大丈夫!!?

楡井 秋彦

えぁ、、

木瀬 或守

手当!すぐ手当するからね、!

桜 遥

……チッ…マジで弱ぇな、、

桜 遥

……あー、損した。

《 桜が通り過ぎようとする 》

楡井 秋彦

っあ、!

楡井 秋彦

ありがとう…ございました……

楡井 秋彦

……こんな奴が風鈴高校に居たなんて…がっかりっすよね……

桜 遥

……勘違いすんな。
助けたわけじゃねーし

桜 遥

"見かけだおしはどこにでもいる"

桜 遥

どんな理由で風鈴高校に来たかは知らねーけど

桜 遥

自分の力量ぐらいわかっておけ…

木瀬 或守

…っ白黒くん…お前さッ(

楡井 秋彦

……オレ…!

桜 遥

あ?

楡井 秋彦

小さい頃から毎日毎日
パシられてなぐられて……

楡井 秋彦

言いなりになるしかなかった

楡井 秋彦

そんなオレを助けたくれたのが
風鈴の人だったんす……

木瀬 或守

……にれくん……

楡井 秋彦

普通なら絶対怖いとしか思わない人が

楡井 秋彦

……かっこよかった

楡井 秋彦

オレも…ああなりたいって…
強くてかっこよくなりたいって風鈴に来たっすけど……

楡井 秋彦

……ぐすっ……全然……ダセェなぁ……《 泣 》

桜 遥

……

桜 遥

ケンカが弱ぇくせにメソメソしてんなよ
余計弱く見えるぞ……

桜 遥

……でもまあ、
ダサくはねーんじゃねぇの?

楡井 秋彦

……!

女の人

あの…っ、!

女の人

大丈夫……でしたか?

楡井 秋彦

ぅえ…

楡井 秋彦

あ、いや、あの、全然…大丈夫っす!!

女の人

腕を掴まれた時どうなるかと
思ったけどあなたがいてくれて
助かりました……

女の人

……本当にありがとう…

楡井 秋彦

…!

女の人

貴方達も、ありがとう…

桜 遥

っ、!///《 顔を逸らす 》

木瀬 或守

白黒くんお前さぁ~笑

桜 遥

ばッ……/

楡井 秋彦

さくら!

桜 遥

楡井 秋彦

…さん……

桜 遥

……なんだよ…

木瀬 或守

白黒くん。睨まない。

桜 遥

楡井 秋彦

……
《 ポケットから小さいノートを
 取り出す 》

桜 遥

!?

楡井 秋彦

身長・体重・血液型・誕生日・趣味
特技・得意技・好きなタイプは!?
《 桜に近寄る 》

桜 遥

はぁ!?

木瀬 或守

にれくんスイッチ入っちゃった、

楡井 秋彦

…身長はオレより少し高くて169cm
筋肉多く脂肪少く…59kgぐらいっすね…

桜 遥

…おい…

楡井 秋彦

足は26.5…
まだまだ身長伸びるっすね!!

桜 遥

~~っ…!!

ドカッ!!

桜 遥

キモイ!!//
さわるな はかるな!!//

楡井 秋彦

す…すんません……

木瀬 或守

今のは、にれくんが悪いよ、笑

楡井 秋彦

うぅ…或守くぅん…

楡井 秋彦

でもでも…オレ…いいなって、かっこいいなって思う人のデータ集めるのが好きなんす

桜 遥

っ…/

桜 遥

か、勝手にしろ!

楡井 秋彦

はい!間近で見させてもらいます!

楡井 秋彦

ついでといってはなんですが…
道案内しますよ!

桜 遥

は?

桜 遥

オレが学校まで行く道が
わからねーって言いたいのか…

木瀬 或守

……っふ笑

桜 遥

笑うなはっ倒すぞ。

楡井 秋彦

ああ、いえ…そうでなく……

楡井 秋彦

ケンカでは力になれないかもですが
街のこととか人のこととか案内しますよ!

楡井 秋彦

てっぺんまで!!
《 上を指さす 》

桜 遥

……!

木瀬 或守

…おお~っ、、?

楡井 秋彦

さぁ!!
学校はこっちですよ!!
《 2人の腕を掴む 》

桜 遥

おいさわるな!
ひっぱるな!!

木瀬 或守

うぇぇっ、!?
ボク歩くよ!?1人で歩けるよ!?

風鈴と小悪魔    〖 WIND BREAKER 〗

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

26

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚